- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
こんばんわ
今年も残すところあと2日ですね!
お陰様で猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」及び「Joyn Beauty&Conditioning」、ただいまをもちまして年内の営業を終了とさせて頂きました。今年も1年間、本当にありがとうございました。
話は変わりますが、年末ということで2017年を含めたここ数年のトレーナー業界を少し振り返ってみようかと
ここ数年、トレーナー業界は「激変」という言葉で表すことが出来るくらいに変化が激しいですし、それによる「2極化」が拡大していますね。3年前くらいに、FMSやNASM、DNS、PRIなどが日本に入ってきたのを皮切りに、「運動指導」に関する考え方が一気に変わっていった様に思います(Top of Topの方々はかなり先をいってらっしゃいますが、基本的な流れはこの様な感じかと)
2015年の2月にFMSのLevelⅠ&Ⅱを受講
もちろん、そうではないトレーナーの方もいらっしゃいますが、今までは、基本的には「機能不全」が起こっていた場合、「筋肉が短い」とか、「関節のインピジメント」であったり、「筋力が弱い」など、「筋肉」や「関節」で物事を考えていた訳です
その為、SLRで下肢が70度も上がらなければ、ハムストリングスが短いですね→ストレッチしましょうであり、片脚立ちで上手く立てなかったり、スクワットでニーインすると、中殿筋が弱いですね→中殿筋を鍛えましょうだったりした訳です
しかし、昔からPanjabiさん?をはじめ、多くの方が提唱している様に、「静的安定化システム」や「動的安定化システム」だけではなく、どうやら「脳神経系によるシステム」が大事らしいぞと、我々多くのトレーナーも気が付き始め、Gray Cookさんの言葉をお借りして言い換えると、機能不全というのは「TED」や「JMD」によって起こっているんじゃない?とずっと考えてきていたのが、ほとんどは「SMCD」らしいぞということに気が付いた訳です
これって結構な発見で、「戦略」→「戦術」→「技術」などの階層で考えていくと、「戦略」レベルでの変更になるので、その下の「戦術」や「技術」が一気に無効化されるくらいのパラダイムシフトなんですよね
例えば、機能不全のほとんどは「筋の硬さ」によって起こると考え、その筋の硬さを改善する為に「ストレッチの技術」をめっちゃ高めている指導者がいたとして、寝る間を惜しんでストレッチの技術レベルを99くらいまで上げたのに、そもそも論として機能不全の改善にはストレッチよりも、その他の方が効果的だよってなってしまう訳です
もちろん、リラクゼーションの為に活用をするのは良い訳ですし、ストレッチを通して学んだ、「人への触れ方」をはじめ、汎用的なスキルは多々ある訳ですが、根本的な考え方の前提は覆ってしまった訳ですよね
それと同時に、一大「呼吸ブーム」が巻き起こり、「横隔膜」への注目度が高まり、時代が一巡して「コアの再考」に繋がっていったのが2015~2016年くらいかなと
そして、「戦略」に大きな影響を与える新たな「考え方」というか「コンセプト」を学んでいくと、経営と同じ様に、「理想的な戦略」を描いたとしても、「実践」されなければ意味がないよねという考えに至る方が多く、先ずは日本語で書籍化がされているガブリエルウルフ氏の書籍から、ラグビー代表のストレングスコーチを務めたフランボッシュ氏、元EXOSのニックウィンケルマン氏などに繋がっていって、「運動学習理論」に注目が集まり、インターナル&エクスターナルなどの言葉をSNSで目にする機会が増えていったのも2015年~2016年かなと
※2016年7月にロードアイランドでニックウィンケルマン氏の講義を受けさせて頂きました
2016年の後半くらいからは、運動学習理論などに関しても更に深化されていき........
長くなってきたので、つづきはまた明日書かせて頂きますね
としお