- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
こんばんわ
最近、トレーナーの方から
「トレーナーとして活動をするなら、医療系の国家資格があった方が良いですか?」
といった主旨の質問を頂きました
「資格」というものを考える上で大切なのは
「やりたい事」が先にあり
その「やりたい事」の為に「資格」が必要なら
その資格を取得すれば良いと想います
これは
僕が鍼灸あん摩マッサージ指圧の
専門学校に通っていた時もそうなのですが
「手段」と「目的」が逆転している場合が多く見られます
そしてここが逆転してしまっていると
資格を取得した後も
マイナスに働く場合が多く見られます
例えば
マグカップの実験で有名かと想いますが
行動経済学でいう所の「保有効果」が働き
「やりたい事は何か?」ではなく
せっかく3~4年、400~500万円かけてとったんだから
といった気持ちになり
「資格ありき」で物事を考えてしまうんですよね
また
医療系国家資格を取得しようとする方の
取得理由でおそらくTop3には入るであろう「安心」
これも
論理的に考えると
そこまでして取得する必要があるのかな?と
例えば
トレーナーの方が取得を考える
柔道整復師、鍼灸師、理学療法士などの
代表的な医療系国家資格の場合
学校に3~4年通い、学費は400~500万円
これに交通費や実習費などがかかってくるだけでなく
既にトレーナーとして活動をされている方であれば
学校に通ったりしている時間は、セッション数などが減るため
機会損失も含めて考えると
3年間で1000万円以上のコストになります
そして
一般的な理学療法士の方の平均年収が
300~400万円ですから
それだけの時間的、金銭的コストをかけてまで
得たいものなのでしょうか?
もちろん
医療系国家資格があることではじめて
行えることもたくさんありますが
最も大切なことは、「自分が何がやりたいのか?」が先にあり
その「目的」を叶えるための「手段」として
「資格」というものを考えていくと良いと想います
また、上記の様に書くと
まだやりたい事が明確になっていないので
「学び」の為にといった「目的」で
入学を考えているという方もいますが
「学び」という観点から考えた場合
たしかに体系立てて学ぶことは出来ると想いますが
単に「学び」ということであれば
もっと「費用対効果」が高いものは多くありますので
他の選択肢を検討されることをオススメします
としお