運動指導者と料理人。

こんばんは。

機能的でスタイリッシュなボディメイクを提供する

パーソナルトレーナーの田中です。

昨日はピラティス指導者養成コースでした。

月曜日昼間開催の札幌18期生の皆さんも前半を折り返し、

終盤に向かっています。

養成コースで必ずお伝えしていること

「教科書を鵜呑みにしないで下さい」ということ。

養成コースなのに⁉︎と思われる方もいらっしゃると思いますが、

「教科書にこう書いてあるから」

「教科書にはこう載っているから」

とレッスンやセッションはしないですよね。

入り口として「型」を覚えることは大切です。

養成では最初にこのように覚えましょうとアナウンスさせて頂くのですが、

そのまま卒業してしまうのは良くありません。

なぜ、その形なのか？

なぜ、そのタイミングで息を吸うのか？

なぜ？の視点が抜けています。

また、ショルダーブリッジを紹介するとしても

「この種目の目的はスパインアーティキュレーションです」と言うのか、

「この種目は反り腰を改善するための種目です」

「この種目は内ももを上手に使えるようにして脚を細くするための種目です」

「この種目はランナー膝を改善するための種目です」と

紹介するのかはシチュエーション次第です。

お客様の目的によって、

商品説明の仕方を変えることはサービス業では当たり前のことですよね。

たくさんの方々のお役に立つために

様々な料理を提供出来ることも大切（様々なメソッド）ですが、

一つの食材で多様な料理を提供出来ることも大切です（一つの動きを追求する）

本物の料理人というのは、

本当は様々な料理を作れるのだけれど、

自分で提供したい、こだわりたい、世に広めたい食材があって、

その食材を追求し、その道で何十年も歩み続けた人。

また、仮にフレンチシェフだとしてもお客様のご要望によって

「あなたに合うのはイタリアンです」と言える人。

追求したからこそわかってくるメリットとデメリット。

本物の運動指導者になるためには、

土台となる機能解剖学や運動生理学などの知識が絶対に必要です。

基本がわかっていれば、

自分で考え、色々な料理を作ることも出来ますし、

目の前の方に合わせて、アレンジを加えることだって出来ます。

そこには明確な科学的根拠がありますから、

自分でも自信を持って提供出来る訳ですね(^_^)