資本主義システムとは、芸術家を殺すシステムでもある - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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資本主義システムとは、芸術家を殺すシステムでもある

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前回のさくやさんによる「お金」というもののメッセージをお伝えした「お金の本当の歴史&目的は、私達には隠されている」に引き続き、

今回お届けするアシュタールの「お金に付いて」のメッセージは、私に限らず実際多くの芸術家を悩ませ、又葛藤を生んでいる「資本主義から生まれるシステム」というものを深く掘り下げてくれている様な内容です。

( ・・) ~ ☆彡

 

今回のコラムのタイトルの「資本主義システムは、芸術家を殺す・・・」ですが…。

 

これはこの資本主義である「日本」という国で、勿論様々な恩恵も沢山受けて来た反面、自分が若い時から感じて来た事であり、このシステム故に多くの才能溢れた芸術家の方達が日々悩み、妥協する事から生まれる葛藤に苦しむ姿というものを(日本に限らず他の資本主義の国含め)、沢山この眼で見て来た事から感じて来たものなのです。

 

実際、多くの資本主義の国々では「才能ある芸術家を殺している」という側面を持っているのは事実です。

そして今回のメッセージは、「それは何故なのか?」という事を解き解してくれている様な、そんなメッセージでもあります。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

ミナミのライト らいと ライフ~light, right, life~ より

 

【アシュタールのメッセージ】

 

こんにちは こうしてお話し出来ることに感謝します。

 

 

お金を追わないでください。

お金は追えば逃げます。

 

 

お金を先に考えるのではなく、自分がどうしたいのか?何がしたいのか?を先に考えてください。

そして、それをしてください。そうすればお金は後からついてきます。

 

 

お金を追えば、愛が無くなります。

何かを創ったとしても、お金(利益)を先に考えるとそこに作り手の愛が無くなるのです。

人の目を気にして(売れるかどうか)創ってしまうと、自分の表現が出来なくなるのです。

 

 

自分の表現を楽しんでいないものには、楽しいエネルギーが乗りませんので売れないのです。

人は、デザインやいろんな条件を考えてものを買ったりしますが、

それよりも、もっと5感の外の感覚でそこに創り手のエネルギーを感じているのです。

楽しくないエネルギーで創られたものには、そのエネルギーが乗りますので魅力を感じないのです。

だから売れません。

 

 

大量生産されたものは、値段などの条件で一時は売れるかもしれません。

でもすぐに飽きられてしまいます。

急激に大きくなったけど、10年もしないうちに斜陽になる会社などはその典型だということです。

 

 

飲食店でもそうです・・どこで食べても同じ味で、マニュアル化したサービス。

そういう意味では安心して食べられるかもしれませんが、

そこには楽しい表現のエネルギーが乗っていませんので、しばらくすると飽きてくるのです。

新しい業態のお店が出来ると、物珍しさで人は行きますが、すぐに飽きます。

だから次から次へとめまぐるしくいろんなお店が出来ては消えていくのです。

 

 

愛があるところは、気持ちが良いですので何度行っても飽きることがないのです。

それが長く続く一番の方法なのです。

 

 

お金を先に追うと、それが分からなくなってしまいます。

そして、うまくいかなくなるのです。

先に、手っ取り早くお金になる事ばかりを探していたら迷子になります。

訳が分からなくなって、結局はお金にはならないのです。

 

 

まず、お金ではなく自分がしたいことをしてください。

自分が楽しいことをしてください。

自分が納得できる(自分も欲しいと思えるもの)を創ってください。

 

 

自分は使わない(食べない)けど、お金になるから・・などという考え方はナンセンスにもほどがあります。

すぐに行き詰ってしまいます。

愛が無いところには、人は寄り付かないからです。

 

 

創っている人の楽しいエネルギーが乗っていないものには、人は感動しないのです。

お金が欲しければ、お金を追うのではなく、楽しさを追ってください。

 

 

あなたに愛と感謝 そして平和の光を送ります。

 

 

 

 

 

動物達は、人間の様に「お金になるか、ならないか?」とか、「明日(老後)を思い煩う」などとは無縁ですが、自然が生み出す無償の恩恵の中で、皆ちゃんと生きているのですよねぇ!

(^^;(^^;;(^^;;;

 

 

 

本来"芸術"というものは何なのか?と言うと、この宇宙を創った創造主の行為=芸術が始まりな訳ですから、「最初から"ビジネス在りき"のお金の絡んだエンタテイメント」や「人との競争から生まれるスポーツ等」とは全然質の違うものであるという事を、今回のアシュタールのメッセージから汲み取って頂けますでしょうか?

 

ですので本来芸術家というものは、その芸術性を高める為には「生活=お金」というものに煩わされず「純粋に創造的なものに情熱を注ぎこめる環境」というのが必須なのです。

 

そしてこの世に、もし「芸術」というものが無ければ人の心は荒み、殺伐とした世の中になってしまうという、その芸術の多大な影響力というものを、私達は普段(特に日本人の多くは)あまり意識せずに生きているのですね。(芸術を深く理解している人は、そういう事に常に目覚めて気付いておりますけれどね~)

 

ですので、そういう事を深く理解している「芸術大国=成熟した文明国」と言われるロシアやフランスなどでは、国が芸術家達を育て、又保護し援助するシステムがきちんと確立しているのです。

 

アシュタールの言う通り、「生活(お金)の為に仕方なく」から生まれるものには、そういう波動が乗ってしまいますし、そこから芸術家に一番欠かせない"純粋性"というものが失われて行ってしまうからなのです。

 

そういう環境でなければ、芸術家の質が落ちてしまうという事を、彼等はとても深く理解しています。

ですので昔から色々な国で、偉大な芸術家には「パトロン」という存在が生まれて来た歴史が不可欠であったという事も、それを物語っているのです。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

 お金を追えば、愛が無くなります。

 何かを創ったとしても、お金(利益)を先に考えるとそこに作り手の愛が無くなるのです。

 人の目を気にして(売れるかどうか)創ってしまうと、自分の表現が出来なくなるのです。

 

正にここの部分の解説は、私がかつて葛藤し続けた苦しい日々を彷彿とさせる部分です。(涙~)

 

具体的に言うと、スタジオ経営の為=自分の生活の為に「生徒の質ではなく量を求められる」とか、自分には向いていない「ビジネスに長けた経営者になる事を求められる」等、

「お金の問題の為に、自分の表現したい事が存分に発揮できない事(※自分の意に反したものに妥協させられる・強要される)」に悩む、多くの芸術家の思いを代弁してくれている所だと思います。(涙~)

 

 

 お金を先に追うと、それが分からなくなってしまいます。

 そして、うまくいかなくなるのです。

 先に、手っ取り早くお金になる事ばかりを探していたら迷子になります。

 訳が分からなくなって、結局はお金にはならないのです。

 

そうなのです!

"お金の為"に自分が我慢したり、自分のしたい事の為に他者を利用したり、媚びを売ったりする行為が「最後どこに辿り着くのか?」という事を、心在る芸術家達は皆、理屈ではなく"肌"で知っているのです。

 

ですので、それをしなければならない"妥協"という環境に生きる時、それは芸術家に取っては、正に「苦しい"生き地獄"」の世界となるという事なのです。

 

 

まぁ、そんな中でも、とにかく若い時の私は「踊れていれば幸せ」でしたので、それが私をいつも支えてくれていたのでしょう!踊っている時間だけは、私は「本来の自分に戻れる自由な時間」でしたからね~。

(^^✿

 

…え?「引退している」今ですか?

お陰様で私は「バレエ」というものを通して、人生で貴重な事を沢山学べましたので、今は「踊る」という事で自分の中のバランスを取るという事が必要無くなったのだと思います。

 

ですので今の私は、昔の自分を振り返ると「まるで別人」の様に思えます。

これは自分でもとても不思議な感覚なのですけどね~。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

どんな状況や環境であれ、常に人間にできる生き方というのは「与えられた環境の中で、自分のベストを尽くす」という事しかありません。

その中で「お金」というイリュージョンに振り回される事なく、"自分の本来の姿=純粋性"というものを見失わずに生きる事が、人生で一番大事な事であると私は感じて生きております。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年