2回目 分野は決めているが絞りきれていない。
分野は決めているがビジネスプランまではという未来の社長がまずすべきこと
は『ほんとにその分野で頑張れる』と再確認して見て下さい。
先にやってはいけないことを検証して見ます。
ただのまね。
《他社をモデルのするのはOKですが、必ずオリジナリティを出す》
その業界の特性を好きかどうか。
《IT関連で仕事をと考える人がどうも座っているのは苦痛。ダメですよね》
長期的にやれるかどうか
《お金を基準においてはいけないと書きましたが、長期的な成長性を見れない
とこれもダメです》
もちろんこれ以外に幾ら車が好きだからと言ってエンジンの開発などできるは
ずが無いように、現在の自分の身の丈に合っているかや人にたよるなどももち
ろんダメな例です。数人で起業する場合もそうですが、誰かが欠けても必ず他
の人がカバー出来る体制が重要です。
まずはもう一度振り返って見て下さい。もう一つは分野は私は分野は一つに絞
り込まなくても良いのではと思っています。いくつかの分野でビジネスプランを書
きその上で結合させる、将来結合させるなどの方向性もありえるからです。実際
当社も現在の仕事の発展系としていくつかの"場"を考えていますが、分野の変
化はありえるからです。しかし起業時は"人""モノ""金"の資産が不足しています
から、集中させることは大切です。
さて分野をあるていど決めることが出来たらプランの構築に入ります。
ここでは実際のプラニングの前段階、モデル構築の軸を考えて行きます。細かい
プランの立て方は当社ims marketing newsも参考にして下さい。
1 お客様は誰にするのか
法人を対象にするのか、個人を対象にするのかは重要なポイントです。これは経
営をしていく上で大切なことで、マーケティング手法から資金繰り、顧客に対する
応対など全てが変わってきます。将来的に仕事を拡張する時も違ってきます。営
業面を担当する人が過去に自分が好きだったスタイルは法人か個人かで考えて
も良いかも知れません。
ここから更に法人なら大手か中小企業かエリアはなど描いて下さい。個人なら男
女はもちろん年齢、家族構成などメインターゲット、サブターゲットと考えて行きます。
例えば"介護関係"分野で個人をターゲットと過程します。この時本当のユーザーは
老人になりますが、ご本人を対象とするのと影響力がある家族をマーケットとするの
ではマーケティング手法もまったく異なってきます。この場合商品は老人、マーティン
グは家族と考えて行く必要があります。
2 どんなニーズに焦点をあてるのか
仕入が安価で定価が高いから利益が出そう。と考えてやった事業は概ね途中で行き
詰ります。(お金を軸にしてはいけない理由の一つ)この業界は結局他社との値引合
戦、広告大会になり、体力勝負になって行きます。これは売れるだろうでは無く、ニー
ズを見つけることが重要です。不足・不便・不満・不安や欲望・満足など絞り込んだ分
野で不足はないか、不便さはないか、など潜在的なニーズを考えて見て下さい。その
上で解決が出来る商品を探す、創る、アウトソーシングによりサービスを行うなどです。
自分が探し当てたニーズを既に他社がやっているかも知れません。またその場合のが
多いでしょう。しかしそこを少し変化させる、サービスをプラスする、自社が得意な分野
を付加させるなどしニーズを拡張させて見て下さい。きっと何かが生れてきます。アウト
ソーシングも一般的になっている場合、必ず価格の叩き合いが始まります。オリジナリ
ティを持った付加価値を付けることが重要に成ります。
3 価格帯
いくらで販売するか、サービスを提供するかというのは重要なKFSになります。この時
コストに利益をプラスするという方法はお進めしません。これは身勝手な価格設定で対
象のが出せる額、納得する価格を想像することから始める必要があるのです。その上
でコスト、利益を出して見て下さい。また大手企業と比較して○%安いから顧客がつか
めると考えるのも辞めたほうが良いのです。大手は今日まで培ったブランディングや対
応、ノウハウが違うと捉えて下さい。
例えば法人向けのwebサービスの場合を例に取れば、SEOサービスを幾らで行うかと
言う場合いくらSEOが難しくてもPPC広告と比較されますし、また閲覧者の心理も考え
る必要があります。更に不安定な一面もあります。10位以内で○○万円などありますが
10位と1位ではまったく価値が違います。提供する側としては1位になったのだから別枠
で追加費用と考えたくなります。ニーズの部分になるのですが顧客のマーケティングスタ
イルによって考える必要があります。
少し長くなったので2−2でこれから先は開設をしたいと思います。原則的に月曜日と木曜
日に更新をしていきますのでご参考にして頂ければと思います。