vol.6鉄筋コンクリート工事の監理 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

中村 雅子
株式会社タジェール 建築家・インテリアデザイナー
東京都
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

vol.6鉄筋コンクリート工事の監理

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
ローコストで長寿命なRC外断熱をつくる
シリーズを読む

今回の建物はローコスト設計ですが躯体(コンクリートの建物)は耐久性の高い構造設計をしています。指定したコンクリートの性能は30N(ニュートン)で100年の寿命をもつ強度です。実際その強度が得られるか、試験練りで確認します。(上の写真)。材料も単位水量の少ない配合を指定したり、コンクリ−トを打ち込み(流し)締め固めしやすい(=施工がしやすい)鉄筋の間隔で構造設計を行っています。

鉄筋コンクリート工事は監理が大切です。そのひとつをご紹介します。
夏場のコンクリ−ト打ちには湿潤養生がかかせません。
コンクリート自体の温度は気温+5度が目安ですが、東京の夏場は時に35度を記録しますので、+5度とすると40度もの熱さになってしまいます。そのままでは急激に建物が熱くなって、乾燥・収縮・ひび割れをおこしてしまいます。それを防ぐ為に散水して温度上昇を沈めます。下の写真は私の小学生の息子がチビ職人として参加している様子です。