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ブログアーカイブ(2009年11月)
(この記事は2009年11月のOfficial Blogよりご紹介しています)
「寄って撮りなさい...」
多くの方がそのように教わっていないだろうか?
人によっては、大きな間違いを生じることがある。
私は、同じ内容を伝え指導する場合には「寄って撮る」とは言わず、「四隅を見渡してから撮る」という言葉を使うようにしている。
本来、寄って撮るという言葉の中には「メインとなる被写体以外のものを極力減らす」という意味合いがある。
画面の大半の部分に余計なものが写り込んで、主たる被写体が真ん中にぽつんと小さく写ることを戒めたものであった。
ある程度上達してくると、教科書通りのことをやっていては進歩がない。
ピアノのレッスンで、リズムが正確に取れない初期の頃にはメトロノームを作動させてその動きと音に正確に合わせるよう指導される。
しかし...、
次のステップに進むと、音楽表現としてはリズムの「ゆれ」や「ため」など、見かけ上ではリズムを規則正しく機械的に刻むこととは正反対の表現が求められる。
ステップアップして表現の世界に入ると、教科書通りやっていたのでは決して教科書を超えることはできないのである。
同じように、基本は寄って撮る!...と、いつまでも唱えているだけでは決して進歩しない。
むしろ、寄って撮るためには広角側を使うことになり、結果として広角域のレンズ特性である強調感(鼻デカ犬風)ばかりが「ハナに付く」!ことになる。
(続きはOfficial Blogにて)
「「寄って撮る」本当の意味」http://and-em.com/blog/index.php?no=r2193
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