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- 宮本 陽
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ブログアーカイブ(2013年1月)
最近、耳にする機会が非常に多くなってきた「雰囲気を撮りたい」という言葉。
それは、場所の状態を表す「状況説明」という意味ではなく、「その場の雰囲気や空気感」といった、感覚的なものであることが多い。
色々な方法や見せ方があり一筋縄では行かないものの、多くの場合、主役と脇役との対比をボケで語る、だとか、明暗差で伝える、光と影で表す、色の配置を考える等々、そこに「対比」を織り込む。
まずは、こうした対比を意識するところから考えるべきであるにも関わらず、とにかく「ボケ具合」だけが語られるのはどうなのだろうか?
結局、この短絡的な思考は、ボケが出るカメラはどれですか?という質問や問い合わせとなって一人歩きする。
もちろん、原理原則があるのでその方法に従えば結果は変わる。
だが、写真表現という世界は、チェーン店の接客マニュアルのようにはならないし、その考え方を続ける限り「雰囲気を撮る」目的は果たせないかもしれない。
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