確定申告をしなければいけないとか しなくていいとか、子供であっても すでに死亡した人でも 詐欺の被害者になりうるので注意が必要です。
まずは 身分証明詐欺、身分の盗難についてです。
身分の盗難とは ただの身分証明の盗難におさまらず、盗まれた身分証明からさらに 自分になりすまして、盗まれた自分の身分を使って クレジットカードを発行したり お金を引き出したりすることです。
① 自分の身分証明が盗まれることもあります。自分になりすまして、他人が勝手に確定申告をおこなって、還付金を盗むのです。その場合、自分自身が 確定申告をしようとして、税務署に 「あなたはすでに申告済みです」といわれ、本当の自分による申告書が拒絶されるので 事情を把握することになります。
② この場合 近所の警察署に通報して、税務署のホットラインに連絡します。 Identitytheft.gov
③ 自分のクレジットヒストリーを扱っている 信用機関に連絡します。
④ アメリカ国税局に連絡します。 電話番号 1-800-908-4490
⑤ ソーシャルセキュリティオフィスに連絡します。 Ssa.gov 1-800-772-1213
⑥ 税務署が拒絶した手紙に返信します。返信用フォームは Form 14039 です。
事態は思っているより 悪いといえます。専門家に 代理人になってもらって 税務署との交渉が必要です。
このコラムの執筆専門家
- 尾崎 真由美
- (ワシントン州公認会計士)
- TODD'S Accounting Corporation ワシントン州公認会計士
アメリカ確定申告、アメリカ会社設立
アメリカでCPAをしています。アメリカの確定申告、アメリカのレストラン、アメリカの会社設立、アメリカの中小企業、アメリカ進出企業、アメリカグリーンカード、アメリカビザの確定申告をしています。