- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
カナダの高校正式留学を希望する人に朗報。
カナダの正式高校Distance Learning を使っての準備が、日本にいる間にも出来るようになりました。
私たちの「なぜ出来ない?」とカナダの人たちの「出来るてもいいよね〜。」が見事に実を結んだ成果です。
クリティカルシンキングの成果かも。
この9月から正式に高校留学を目指し、日本で準備中の生徒。
すでに、カナダの正式高校オンラインコースに登録してカナダEnglish 10の勉強を始めました。
9月から入学するの留学先高校の先生の指導で本格的に勉強開始です。
実際は、留学を開始したのと同じ。
願書を出し、高校の入学許可書をもらった時点で、日本にいながら「留学」開始です。
これはすごいことですよ。
正に、カナダの教育制度の良いところ「個の選択しの自由さ」の仲間入です。
カナダの高校正式オンラインコースを留学前から開始出来ると
カナダの高校正式単位をすべて終了し、高校卒業証書をもらう可能性が非常に高くなります。
(日本からカナダの高校に留学し、正式に大学に進学出来るレベルの卒業資格までたどりつける生徒は微々たる数なのが現実です。)
その理由は:
普通の日本の高校生が、そのままカナダの高校に入学しても、卒業に直結するレベルの授業に受け入れられることはまず不可能です。
BC州などのように多数の留学生を受け入れている学校では、ESLと名のつく英語の準備コースに放り込まれ、多くの時間を卒業に関係のない簡単な英語のコースで無駄にしてしまいます。
アルバータ州など、高校の授業が(大学に進学出来るレベル)(高校卒業証書はもらえるが大学には届かないレベル)(卒業証書はもらえないが、終了した証明だけもらえるレベル)の3つに区別されている州では、日本からの高校留学生は、普通一番低いレベルにしか入れてもらえません。
カナダの高校の普通のレベルは、日本からの高校生には不可能なほど高いからです。
英語ですべてを行うのはもちろんのこと、クリティカルシンキングが理解出来ないとついていくことは不可能です。
日本でかなりの準備をして留学する生徒にも相当苦闘するレベルですので、留学当初の学期に、カナダの同年代の生徒と同じ授業に入ることはほぼ不可能です。
「どうせ、わからないから。」「教師の邪魔になるから。」などの理由で、ESLに入れられたり、最低レベルのコース、または小さい子供と一緒のクラスに放り込まれたりします。
つまり、その期間だけ、卒業への時間が長くなります。
卒業に必要な単位の授業ではないからです。
素晴らしいことに、カナダの正式オンラインコースを準備期間中に受講することで、上記の問題がかなり解決出来てしまうことになりました。
正式留学前にオンラインコースに合格することで、9月からレベルの高いコースに入れる可能性も高くなります。
レベルの高いコースに入ったあとも、カナダの授業の内容への準備が出来ているので、ついていくのが簡単になります。
カナダの高校での勉強の仕方に前もって慣れることが出来るので、成功する留学への可能性が高くなります。
Information Technology の進歩の大きな恩恵ですが、実はそれだけではありません。
それと共に、単に「カナダに行ってみたいから来た」留学生ではなく、真剣にカナダの教育を求める優秀な日本人学生への素敵なラブコールにも思えます。
最近妙に増えて来た、私立高校の1年留学プログラムで、何の能力も準備もないままカナダに行く日本の生徒が多いです。
生徒集めにやっきになっている日本の私立高校が、「どんなコースにでも入って勉強したら単位をあげる」という馬鹿なことをやっているおかげで、カナダの地元高校にとっては大きなお荷物となる「能力の低い日本人高校生」がウロウロしています。
英語の能力はもちろん、学力もお粗末な生徒が多いのも現実です。
カナダの高校もさすがに「おぃおぃ」と思い始めています。
そんな低いカテゴリーの日本人高校生ではなく、真剣にカナダの制度での成功を目指し、十分能力もあり、準備も済ませて来る優秀な高校生への大いなるラブコールです。
「この生徒は今真剣に準備中なんですが、アルバータ州のオンラインコースで高校授業を取ることは可能ですか? それで準備出来ると最高です。 出来ると思いますか?」
「あ〜もともとアルバータ州に住んで、アルバータ州の高校に在籍する生徒だけが取れるコースなんだけど。。。どうせここに来るし。。。出来ないのはおかしいですよね。 考えてみよう。 何か方法があるはず。 出来ると思いますよ。」
という教育長との会話から始まったこの快挙です。
クリティカルシンキングの大切な要素、「思い込みの排除」ですね。
日本だと「規則ですから。」で終わるんでしょうね。
これからも、クリティカルシンキングとカナダの自由さで、どう留学モデルが変わっていくか。
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Virtual Teaching を駆使し、 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの能力をつけた生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)
このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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