関係を壊す危険なあいづちと関係を育てるあいづち - キャリアコーチング - 専門家プロファイル

臼井 優樹
株式会社ユザック 専務取締役 サポート事業部門長
パーソナルコーチ

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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関係を壊す危険なあいづちと関係を育てるあいづち

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魅力倍増のコミュニケーション術 聴いて受け止める
こんにちは。パーソナルコーチの臼井優樹です。

 先日、私のコミュニケーション勉強会に参加していただいた方
の中に、とても話しやすい方がいました。

 どうして話しやすいのか考えたところ、その方は、とてもあいづ
ちが上手であることに気づきました。

 バリエーションも豊富で、話すのが楽しくなるほどです。

 適度なうなづきもあり、余計に話がはずんでしまいました。

 特に、上手なのが、「同意のあいづち」と「驚きのあいづち」です。

「同意のあいづち」は、

 ・そうそう
 ・そうなんです
 ・なるほど
 ・確かに

など、話し手の意見、話に同意するもので、話し手としては、「受
け入れてもらえた」と感じます。

 タイミングよく、興味を持って「同意のあいづち」をしてくれたら、
話はどんどん弾むことでしょう。


 それから、「驚きのあいづち」です。

 ・え!そうなんですか!
 ・知らなかったです。

など、対話の中に新しい気づき、発見があったことを話し手に伝
えるあいづちも効果的ですね。

 そのほか、話し手の言ったことをそのまま繰り返すことや、要
約、言い換えなどをするあいづちとして、「確認のあいづち」があ
ります。

 また、話の展開を促進する「促しのあいづち」として、

 ・それから?
 ・それでどうなったんですか?

などもあります。

 その他にもたくさんありますが、共通しているのは、聞き手が話
を受け取っていることが、話し手に伝わることにあります。

 聞き手がきちんと聞いてくれていることが伝われば、話し手は
気持ちよく話を続けることができます。

 前述の方も、様々なあいづちを使い分けながら、話し手が話し
やすいように気遣っていました。

 是非、見習いたいものです。


無いほうがマシなあいづちとは


 一方、最近、無いほうがましなあいづちにも遭遇することが多く
なってきました。

 特に若い営業マンに多いのですが、軽〜い感じの

「なるほどですね〜」

 というあいづちです。

 全くこちらの話は聞いていません。

 次の営業トークを披露したくて、うずうずしているのが見え見え
です。バカにされた気がします。

 もちろん、買う気は全く起こらなくなります。

 電話なら即、切りたいですし、対面なら、お帰りいただくことにな
るでしょう。

 顧客候補の言葉に耳をかさず、一方的で適当な対応をするぐ
らいなら、カタログを置いて帰ってくれたほうが、買う可能性が高
まりそうなぐらいです。

 不用意なあいづちは、相手との関係を壊すことにもなりかねま
せん。充分な注意が必要ですね。


今日のポイント


『あいづちは対話の潤滑油!上手なあいづちで魅力度アップ!』

 場面に応じて、適切なあいづちができれば、話し手は気持ちよく
話を続けることができます。

 きちんと話を聞いてくれることは、話し手が聞き手を信頼する第
一歩です。

 みなさんは、話し手に伝わるあいづちをしていますか?そして、
より良いあいづちをするためにどんなことができそうですか?