- 石橋 大右
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
- 大阪府
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
お正月のイベント的なものにデパートや商店、ホテルなどが店先にならべる「初夢福袋」があり、世知辛い世の中で、良い夢を見たいと言うことで、かなりの人気があります。
「福袋」ですから、中身は「福」が入っていなければなりません。
この中身はさまざまですが、何とそこに太陽光発電を入れた「福袋」を企画したハウスメーカーが話題を呼びました。
「太陽光発電福袋」を企画・販売したのは、木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区)で、1月に期限限定ですが、何と2220万円の2階建て3LDK、太陽光発電付き住宅が、実質390万円、という福袋です。
報道によりますと、この「太陽光発電付き住宅福袋」は、受付開始から6日間で、申込件数は500件を突破したそうです。
ただし、この1等の初夢は2本だけですから、この福袋を引き当てるのは幸運を願うしかありません。
なぜ、これほどこの企画が大反響を呼んだか?それは言うまでもなく、太陽光発電付きの住宅だからです。
説明によりますと、30坪程度の住宅でも、太陽光発電の固定価格買取制度を活用すれば、20年間の売電収入が1000万円は可能だとのこと。
これは大きな魅力です。
つまり、販売価格が1390万円の「初夢福袋」から売電収入の1000万円を差し引くと、何と2階建て3LDKの住宅が、390万円という安さになるのです。
ちなみに、2等(4本)は売出し価格が1555万円ですから、555万円、3等(100本)でも1777万円なので、ここから1000万円を差し引くと、実質777万円ということになります。
肝心の太陽光発電システムは、12.5kWhを標準搭載で、太陽光オア寝ると屋根を一体化するとのことです。
なお、アキュラホームがなぜこの時期にこのような「初夢福袋」を企画・販売に踏み切ったかというのにはわけがあります。
太陽光発電の売電価格は、年々低下傾向にあり、2015年度には1kWh当りの単価が前年度よりも下がります。そこで、年度が変わる前に少しでも有利な売電価格で太陽光発電を導入する最後のチャンスだと言うことになるのです。
そうでなくても太陽光発電の売電は、価格が毎年下がるのは間違いがないところですから、1000万円の収入は、2015年度以降になると、目減りしてしまうでしょう。
「太陽光発電初夢福袋」は、やり方次第で、自分でもつくることができます。
このコラムの執筆専門家
- 石橋 大右
- (大阪府 / 住宅設備コーディネーター)
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
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