「あのさぁ~納得できないんだよ!おかしいだろ!えええ~!」
あるカフェで、静かにコーヒーを飲んでいる私の耳に、突然聞こえてきたのは、すぐ近くに座っている中年男性客の声。なんだか、険しい顔をして大きな声で、携帯電話で話をしているのです。
この店は、オフィス街の店。時間は12:40ごろ。客席では、サラリーマンやOLたちが、食事をしたり食後のコーヒーを楽しんだりして静かに過ごしていました。しかし、この男性客の電話の声で雰囲気は一変。どんよりとした暗い空気に変わっていったのです。
私も含めて、客席にいるお客様は、当然のごとく、この店のスタッフが、この男性客に注意を促すのかと思ったら・・・カウンターにいる男性スタッフは、その男性客の方を見て見ぬふり。聞こえないのか?いえ、間違いなく聞こえているはずです。チラチラとそちらの方を見ているのです。しかし、スタッフは動きません。
しばらくして、この男性客は電話を終えて立ち去ったのですが、この店に対するなんだか暗い印象は消えませんでした。
数日後、私は、先日の、どんよりとした嫌な印象が残っていたこともあって、先ほどの店を避けて、近くにある別のカフェチェーンでコーヒーを飲んでいました。
ところが。そこに現れたのが、先日大声で電話をしていたあの男性客・・・そして、彼は再び電話で話をし始めたのです。もちろん、この日も大きな声で怒っています。もちろん、またまた、嫌な空気が流れ始めました。さすがに、これはいかんなと思って、私が席を立とうとしたとき、この店の女性スタッフが、男性客に声をかけたのです。
「恐れ入ります。携帯電話での会話は、他のお客様のご迷惑になりますので、お店の外でお願いいたします。」
きりっとした態度で、強面のその男性客に注意をしたのです。
しかし、その男性客は、その注意を無視して電話をし続けます。
すると、すかさず、
「申し訳ございませんが、御協力をお願い致します。」
すると、男性客は、
「うるさいな~~ちっちゃな声でしゃべるからさあ・・・」
と、少し小さな声で話し始めます。
しかし、しばらくすると、ボリュームが元通りに大きくなりました。
すると、女性スタッフは、すぐにやってきて、
「恐れ入ります。携帯電話での会話は、お店の外でお願いします!」
と、三度目の注意。
すると、男性客は、まだ一口も飲んでいないアイスコーヒーを一気に飲んで、食器返却棚に自分で戻し、電話をしながらすごすごと店の外に出て行ったのでした。
そして、その女性スタッフは、男性客が立ち去ったテーブルの上を拭き終わると、周りのお客様に「大変お騒がせ致しました。」と言って、何事も無かったかのように、カウンターに戻っていったのです。
私は、思わず、心の中で拍手!!
そして、この店の大ファンになってしまいました。
たぶん、誰でもファンになるでしょうね。
本当の繁盛店というのは、こういうところがしっかりしているんですよね。
いや~久々にカフェチェーンで、スカッとしたサービス対応を見せていただきました。
ありがとう。カフェベローチェのスタッフさん!
人形町で、コーヒータイムを楽しみたいときは、是非このお店をご利用下さいね。
※カフェベローチェ 日本橋堀留町店
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13102018/
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