金融機関各社が
「女性向け住宅ローン」に力を入れています。
審査基準や金利などで
男性より優遇された商品です。
たとえば、
某銀行の申込対象は
「派遣社員で派遣暦1年以上」でもOKとなっています。
(「派遣暦1年以上」とは言っても、
職種歴は長くなければ難しいようです)
ちょっと前までは
「独身女性に融資をする」という発想は
金融機関にありませんでしたが、
男女雇用機会均等法の成立以来働く女性の地位や収入が上がり、
金融機関にとって
「女性」も有力な貸し手として浮上しました。
賃貸経営のリスクの一つに
「滞納リスク」があります。
経験から言えば、
滞納する人はほぼ毎月決まって滞納します。
その中で
女性のほうが男性より
家賃を滞納する人が格段に少ない。
感覚的には5:1くらいの割合でしょうか。
ある金融機関の融資担当者も
「女性の方が滞納率が少ない」とおっしゃっていました。
先日、アットホーム社が
20代、30代を対象に
住まいとお金に対するアンケートを実施しました。
一般的には「家賃の目安は月収の3割」と言われていますが、
アンケートによると
それにも男女間に差がある様です。
「1ヶ月の家賃は月収の何%くらいか」という質問に対し、
男性の場合は年代、月収にかかわらず、
70%近くが「20%以上30%未満」と答えたのに対し、
女性は「30%以上」と回答した人が半数近くいます。
女性の場合、月収25万円以上の
20代で約3割、30代では4割近くが
「月収の30−40%」と答えています。
女性の場合、住まいに対し、
駅からのアプローチや
設備・セキュリティーの充実を求めるケースが多いので、
家賃もそれなりに高くなってしまう
ということも言えます。
滞納で言えば、
安い家賃の物件のほうが高額物件より滞納率が高い
という現象があります。
「家賃が安い→入居者の年収が低い→滞納率が高い」
という構図です。
弊社の管理物件でも、
「家賃の安い物件に住む男性」の滞納率が最も高く、
「都心にある家賃の高い物件に住む女性」の滞納率は
極めて低いということが言えます。
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