前回までのご説明で、いかに心と体が連結してお互いに影響を与え合っているのかをご理解頂けましたでしょうか?(^^♪
私達は時々、頭で考えている様に体が動かないという事が起きるのは、以前にもお伝えした事がある様に「頭で考える事と、心は別のものである」という事を、見事に証明してくれているのです。《゚Д゚》!!
身体を支配しているのは、「頭で考えた事」ではなく、正に「心」にあります。☆彡
そして、このご自分の「心 (=ご自分の本心・本音) 」に気付いておられない方が大半であるのは何故なのかというと、それは「無意識」「無自覚」という感覚から生まれています。
(この「感覚」と「思考」というものが、全く別のものだという事を理解されない限り、この "感覚" を理解する事は大変難しいかもしれません)
この頭で考えている分、実は「無意識」「無自覚」に陥ってしまう原因ですが、それは以前からお伝えしている様に、
★ 他人の目ばかり気にした頭で考えている
(ご自分が欲しいものの為に、他人に我慢して合わせるというもの含む)
★「皆がそうだから」「世間がそうだから」という、
実際は何もご自分では考えてはいない「受け売りの思考」を、ご自分が考えた事だと勘違いしている。
この思考癖から生まれています。 どちらにも共通するのは、実際はご自分の「本心」を観る事を疎かにされているという事ですね。(^^;
ですから、ご自分の心でもある「感覚」が鈍くなるのです。(^^;
それでは本題に戻りましょう。
この「基本姿勢」というものが、いかに心に影響を与える大事なものなのかという事を、きっとお分かり頂けたのではないかという事を前提に(!?)、では改めて、その基本姿勢に付いての解説をさせて頂きます♫
基本姿勢や動作に大事なものは「腰」と、それに連結している「丹田(お腹)」にある事はお伝え致しました。
それを感覚で知る為には、まず姿勢を正す大元である「骨盤を垂直に起こす」という事が無いと、悪い姿勢や癖のある姿勢、又はアンバランスな体型になってしまう原因は改善されません。
けれど、ただ骨盤を起こすだけでは腰を前に押すだけになってしまい、お腹が下に落ち窪んで姿勢が逆に悪くなってしまう感覚になると思います。
そこで必要になるのが「骨盤を垂直に起こして、膝の裏を伸ばす」事と「胸を張って、上体を引き離す様に上に引き上げる」事ですが、
ここで又出てくるのが「胃が出てしまう」という間違った姿勢です。
ですのでそこで、「お腹(丹田)に集める」という感覚が必要になるのです。《゚Д゚》☆彡
その「丹田(お腹)に集める」という感覚が芽生えて来ると、肩の力が抜けるので、肩が正常なラインになり、首筋が長くなりますし、
又下半身には力が漲(みなぎ)り、大地をしっかり踏み締める感覚と同時に、上体は縦長にスーと抜ける様な感じになるのです。
そこで感じて欲しいのが「背骨」になります。
その背骨として感じて欲しいのは「尾てい骨」から「首の後ろの骨」までを、垂直に真っ直ぐとしたラインに繋ぐという感覚です。☆彡
この感覚は、「背骨がアンテナである」とイメージをお持ちになると分かり易いかと思います。
背骨が受信機だと思ってみて下さい。
情報を真っ直ぐ受け取りたければ、背骨を真っ直ぐにされるというイメージをお持ちになって観て下さい。
そうすると、背中に意識を持つ事にも繋がり、又首の後ろも垂直に真っ直ぐに起きるので、首筋も綺麗になり、又品格が出て参ります。
この「首の後ろ」というのは、人間の「品格の現れる場所」と言われます。
(ちなみに、腰が抜けて出っ尻体型になられている方は、この品格のある首筋を持つ事はできません)(^^;
では次回は、この基本姿勢を習得されると、性格にどの様な変化が起こって来るのか?というお話しをさせて頂こうと思います。(^^♪
(次回に続きます♫)
何故人は、太陽の輝きに惹かれるのでしょ~? (^^ ♡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年