そうだ「お店の健康診断」をしよう:その26気づかないひとは来られない - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月06日更新

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そうだ「お店の健康診断」をしよう:その26気づかないひとは来られない

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第3章:プレイスの健康状態を調べよう

④気づかないひとは来られない・・・自然と眼に付くのと探して眼に付くのとは大違い


「この店いつオープンしたの?え、5年前? うそ~知らなかった~」

都内のある商店街の中にある「お持ち帰り惣菜の店」の認知度調査をしていたときのことです。店頭で呼び込みをしていた店長に、通りすがりのおじいちゃんが話しかけたのがこの言葉です。
私は、一瞬何を言っているのかと耳を疑いましたが、そのおじいちゃん曰く

「ワシは、毎日この道を自店で通っているんだぞ。けれど、今日の今日までこんな店があることは知らんかったなあ~」

その店は、もう5年も営業をしているのです。人通りのけっこうある駅前の商店街です。毎日目の前を通っているのならば、眼に付かないはずがないだろう・・・と、店の立場からすると、このおじちゃんの言っていることは、「おじいちゃんだから気がつかないんだな」として簡単に見過ごされがちな意見です。

しかし、よくよく考えてみれば、「そう言えば、自分にもそう言うことがあるな・・・」と私は思ったのです。
私も、よく行く吉祥寺の商店街を歩いていても、「あれ?こんな店あったっけ?」と頭に「?」が付くときがあります。でも、その店はもう10年も前からあったと言うことがあるのです。自分がその店に関心が無いとき、センサーが働いていないときは、視角の中にその店が入って映っていても、「気になるお店発見」とコンピューターが反応しないのです。

この日、この「持ち帰り総菜店」で、行った認知度調査では、半径500m範囲内での、「ブランド名と場所をご存じの方」の割合は、45%・・・線路を挟んで駅の反対側だと、何と20%まで低下したのです。
駅からまっすぐに続く商店街の割と駅に近いところにこの店はあるのです。人通りも良いのです。ロケーション評価は「A」ランクですので、決して悪い場所ではありません。
しかし、認知度は、平均すると50%を切っていたのです。この店は、全国に400店舗もある大きなチェーンです。

関東ならば多くのひとがその名前を知っています。しかし、現地での認知度はこの程度なのです。


では、原因は何なのでしょうか?
チラシの折込の頻度があまり高くないことも原因でしょう。駅改札を出たところに誘導看板があるわけでもありません。この店は、商圏内での認知度を高める活動はあまり行われていなかったのです。しかし、認知度を高めるために最も重要なのは、「店と店の看板をしっかりと認知させること」なのです。ところが、残念なことにこの店は、メインの商店街の中に有りながら、今ひとつはっきりとは認識出来ないのです。

この商店街は、歩行者と自転車のみしか通れない道幅の狭い商店街です。
商店街を歩いていると、多くの商店が掲出している数多くの看板が眼に付きます。
特に、建物の2階に設置している看板は、ごちゃごちゃした風景の中に溶け込んでいます。
こう言う看板は、「この店の看板を探そう」という気持ちで見ていない限り、視角に入っても「ブランド名を認識」しないのです。

さすがに、店の近くまで来ると、2階の張り出し看板は、はっきりと大きく見えてきます。
しかし、逆に近くまで来ると歩行者の視点は、2階方向にはありません。歩いているときの視点は、5~10mほど前の地面です。そこには看板はないのです。

私たちは、長くその場所で営業していると、街の人が全員自分達のことを知っていると思いがちです。でもそれは大きな思い違いです。半分近くのひとは知らないのです。そんなものなのです。

では、この認知度が、70%、80%になったらどうでしょうか?
「店を知っている人の数が増える」と言うことは、「お客様の数が増える」という結果に直結すると思いませんか?
もちろん「直結」します。あたりまえですよね。

事実、この店では、その後、店の入口脇にひとの身長大の看板を設置したら、それだけであっという間に、売上げは前年比120%まで急上昇したのです。

あまりにも単純な改善策なのですが、「良い場所なのに認知度が低い」「側面から見て店や看板が見えない」という店の場合にはかなりの即効性がある対策です。是非チャレンジしてみて下さいね。


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