スマホの弊害!?コミュニケーション能力の低下 - 毎日のつらさ - 専門家プロファイル

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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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スマホの弊害!?コミュニケーション能力の低下

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メンタルヘルス

こんにちは。

産業カウンセラーの萌ちゃん先生です


企業内で、こんな問題が起こった。

相談に乗ってほしい。

研修をしてほしい。


と依頼を受けます。


内容は、


メンタル不調者がでた。

パワハラの問題が起こった。

クレームが来た。


様々な問題がありますが

よくよく担当者の話を聴いてみると

ほとんどが人間関係不全によって起こっています。


通常のコミュニケーションがうまくいっていないために

少しのボタンのかけ違いが、大事件に発展してしまうのです。


電車の中で、網棚に載せていたカバンが

とある拍子に、座っていた人の上に落ちたとします。


同じカバンでも


自分のカバンが落ちてきたのと

他人のカバンが落ちてきたのとでは


痛さも怒りもまるで違います。



皆さん、どうでしょう。


待ち合わせの時間に知人が大幅に遅刻してきました。


いつも自分に親切で誠意のある対応をしてくれているAさんなら、

「ま、仕方ない。そういうこともある。」と思えても


なんだか気の合わない、時折、嫌味を言われたりするBさんだと、

「人のことをバカにして!」

とめちゃめちゃ腹が立つかもしれません。


このことからわかるように

関係性と起こる問題は、密接に関係しています。


関係性が良好なら、問題が起こっても

何とかなることが多いのです。


毎日、通勤の道すがら顔を合わせる近所の人がいると仮定します。


お互い認識しながらも

全く目も合わせず声もかけずにすれ違うのと


ちょっと会釈をするのと


にっこり笑って挨拶するのとでは


まったく関係性が異なってきます。


良い関係性を構築するためには、

日頃のコミュニケーションが大切になってきます。


しかし、今

そのコミュニケーションの低下が、問題になっています。



背景の一つには、メールやSNSの普及が考えられます。

いつでも繋がれる大変便利なツールです。


待ち合わせひとつとっても、綿密な約束は必要なくなりました。


ある程度の約束さえしておけば、

詳細は、間際に調整もできますし、遅刻の連絡だって迅速にできます。


一昔前のように、駅の反対の改札口でお互いに相手を延々と待つこともないのです。


便利な反面、丁寧なコミュニケーションが失われました。



また、、メールもラインもオンタイムに連絡はできますが、

時差があります。


ダイレクトではありません。


電話で話せばすぐのことをメールで、何度もやり取りしているのを見て


「電話の方が早いのに…」と言ったら、

「電話だと考える時間がないから嫌だ」といった人がいました。


ある意味、慎重。


でも、これを続けていれば直接のコミュニケーションがどんどん難しくなります。


実は、コミュニケーションは、生まれ持った才能ではなく

場数をどれだけ多く踏んでいるかなのです。


言葉のキャッチボールも

実際のキャッチボールと同じように

何度も練習を重ねて、タイミングを合わせていくのです。


だれでも、トレーニングさえすれば、

その場面がたくさんあれば

コミュニケーション能力は向上します。


私の研修も、講師が一方的に話すのではなく、


参加者の方にお互いに実際に声出していただいたり、

意見交換していただいたりします。


研修内容の習得とは別に、


参加者間でのコミュニケーションが図れる機会となり

コミュニケーションのスキルアップと環境改善に役立っていると感じています。


実際に、研修を機に


今まで挨拶さえしなかった職員と話すようになった

人柄がわかって親しみを感じ、連絡がスムーズにできるようになった


というアンケート結果をいただくことが多いです。


コミュニケーション能力向上、

それをお手伝いするのも、産業カウンセラーの仕事です。


萌ちゃん先生でした

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(東京都 / 心理カウンセラー)
一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

メンタルアップマネージャ認定機関

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