米国口座での運用は投資の資産分散に優位です - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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米国口座での運用は投資の資産分散に優位です

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)

前回は、すでに海外に資産を逃避しても、秘匿性の観点では、きわめて困難な時代になってきていることを説明いたしました。

従って、海外に資産を出すのは、隠すためではなく、ご自身の資産の保全と共に、有利な投資方法・対象を探るために実行することをお勧めします。

アセット(資産)・クラスは、株式、債券、不動産、商品が対象となります。ただし、債券、不動産、商品は上場投資信託=ETFを活用することをお勧めしています。

 

特に、現物不動産は、投資対象とする不動産を選ぶ、管理会社を選定するだけでなく税務のための事務処理が必要になり、且つ日本の税務に合わせた処理という、二重管理になります。それだけでもコスト高になりますから、REIT等を中心とした上場投信を対象とされるようお勧めしています。

 

私はお客様の投資のご相談には、重要な事柄として、次の3点に基づく運用をお勧めしています。

1. 分散投資 : アセットごとに相関が生じています、従って単一の資産・銘柄に集中するよりも、様々な資産と銘柄でポートフォリオを構成すると、リスクが抑えられます。ただし、単年度では期待リターンが低くなるケースが発生しまする長期的には有利に働きます。

 

2. 低コスト運用 : 「売り手の利益は買い手のコスト」です。コストの低い金融商品で運用することが、収益を上げる可能性が高くなります。

 

3. パッシブ運用 : ファンドマネジャーは投資のプロですが、長期的にはインデックスに勝てないとされています。と同時に、一般投資家は勝ち続けるファンドマネジャーを事前には見つけられない。このため、パッシブ運用が有利です。

 

これら3点を満たすために、国内居住者の方にも、海外口座の取得と運用をお勧めします。

 

海外口座、特に米国の証券口座を取得すると、世界で一番銘柄数が多い米国市場で購入が可能になります。例えば、日本の東京証券所に上場している海外リートは2014.06.24現在豪州と米国リートを対象とするETFは2本ですが、米国市場で上場しているREITは約150銘柄あります(2013年4月現在)

 

また、東証には日本債券のパフォーマンスに連動するETFは上場されていませんが、米国には多数の債券のパフォーマンスに連動するETFが存在します(数え切れていません)。

 

当然ながら、商品指数などに連動するETFも多くあります(数えて切れていません)

 

そして、証券会社によっては、米国以外の市場にアクセスできる会社もあり、英国をはじめとするヨーロッパや、オーストラリア等の市場に上場している各国の銘柄を購入することが出来ます。従いまして、株式、債券、不動産及び商品を対象とする銘柄で構成する、十分に分散されたポートフォリオの構成が可能です。

 

金融資産に投ずる資金が、大きい場合には、この状況は極めて好ましいものです。一度日本の証券会社だけでなく、海外にも目を向けては如何でしょう。

 

次回は低コストの運用にについて、説明いたします。

 

文責

FP学会会員

独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー

オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

 

【保有資格】

日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー

ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®

宅地建物取引主任者 (東京)第188140号

ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師

 

独立系顧問料制アドバイザーとは

http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/

http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/

http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

 

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。

投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。

本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

 

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