米国証券口座の手数料はこれほどお得 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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米国証券口座の手数料はこれほどお得

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)

資産運用にあたって、取引口座を開設する際には、証券会社の信用度、システムの使いやすさとともに、手数料が安いことが重要です。

前回紹介した米国株の取引について、私が取引している証券会社の手数料と日本の3大ネット証券と比較してみました。

2014年6月25日現在の、各社HPに掲載されている料金。各社1取引あたりです。

 

SBI証券

1,000株まで、25米ドル(税込27米ドル)

※1,000株を超えた分は、1株毎に2セント(税込2.16セント)追加

 

マネックス証券

約定代金の0.45%

最低手数料 5米ドル 上限20米ドル

 

楽天証券

1,000株まで、25米ドル(税込27米ドル)

※1,000株を超えた分は、1株毎に2セント(税込2.16セント)追加

 

IB証券

0.005米ドル/株 最低手数料1.00ドル 最大手数料 取引代金の0.5%

 

SBI証券と楽天証券は同一の手数料です。他の2社は異なりますので、皆様のよく知っていらっしゃる3銘柄を、1取引10,000ドル程度(約100万円)、取引するとどのようになるかで比較します。

★SPDR S&P500 ETF TRUST (SPY) 6月24日終値 194.71米ドル 50株 9735.5ドル

楽天証券・SBI証券 27ドル           ⇒  1株当たり0.54ドル

マネックス証券 43.80ドルのため上限の20(21.6) ドル⇒ 1株当たり0.432ドル

IB証券                0.25ドルの為 最低の1ドル  ⇒ 1株当たり0.02ドル

 

★  The Coca-Cola Company (KO) 6月24日終値 41.85 ドル 240株 10,044ドル

楽天証券・SBI証券 27ドル                                   ⇒ 1株当たり0.1125ドル

マネックス証券  45.198ドルの為上限の20(21.6)ドル⇒1株当り0.09ドル

   IB証券                1.20ドル                                  ⇒1株当たり0.005ドル

 

★Appl Inc.(AAPL) 6月24日終値 90.28ドル110株              9930.8ドル

    楽天証券SBI証券    27ドル                                 ⇒1株当たり0.245ドル

マネックス証券 44.689ドル の為20(21.6)ドル  ⇒ 1株当たり0.196ドル

IB証券 0.55ドルの為最低料金の1.00ドル         ⇒ 1株あたり0.009ドル

 

以上です。

米国のIB証券の手数料が圧倒的に安いのがお分かりになると思います。

 

米国では、オンライン取引で株式を売買する場合、手数料が1株当たり1セントに満たないことも珍しくない。アメリカン・エキスプレスが提供するオンライン取引サービスのように、10万ドル以上の残高があれば手数料無料という業者さえ出てきているとのことです。

(引用:日本経済新聞社刊 バフェット流の銘柄選択術 177ページ)

 

投資する際のキャピタルゲインは、買値-売値-手数料ですから、この差は収益に大きく影響します。

ちなみに、前述の3銘柄を同時に購入した場合には、日本円で約300万円、ドルでは約3万ドルです。そして手数料は、

楽天証券・SBI証券の場合、税込みで81ドル 約3万ドルに対して0.27%の手数料。

マネックス証券は64.8ドルですので、約3万ドルに対して約0.216%

IB証券は3.2ドルですので、約0.0106%です。

今回は3万ドルで、比較しましたが、1銘柄100万円で30銘柄に、3,000万円を投資すると、IB証券では3,180円で済みますが、マネックス証券では64,800円、楽天証券・SBI証券では、81,000円が手数料だけで掛かります。

 

ところで、日本の証券会社では、円からドルへの為替手数料も、かかります。実はこの額が結構かさみます。楽天証券、SBI証券、マネックス証券は±25銭です、一方IB証券は約定代金の0.02%で最低手数料は2ドルです。従って、円で10,000ドルを購入すると手数料は2ドルで済みます。

ここでも、約10分の1のコストです。

 

このように、投資資金が多ければ多いほど、手数料コストは、日本の証券会社と開きます。

 

これから、投資を始める際には、米国の証券開始屋の口座も、選定対象に入れてはいかがでしょう。グローバル化が進めば進むほど、海外口座での資産運用はメリットが大きいものになります。

文責

FP学会会員

独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー

オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

 

【保有資格】

日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー

ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®

宅地建物取引主任者 (東京)第188140号

ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師

 

独立系顧問料制アドバイザーとは

http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/

http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/

http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

 

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。

投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。

本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

 

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