スタグフレーションに備える - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

前田 紳詞
代表取締役
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月17日更新

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スタグフレーションに備える

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ファイナンシャルプランナーが教えるシリーズ ネクスト・ソサエティーの到来
前回書いたように、インフレが今後も続いていきます。

今、起きているのは原油とかの輸入価格上昇によるコストプッシュ・インフレです。

その結果、インフレと景気悪化が同時に起きる”スタグフレーション”という大変厳しい状況がやってきそうです。

今年の初めからこの到来を毎月開催のコチラで指摘してきました。

ここではスタグフレーションへの対策方法も説明しました。

無駄なものを買わず、家計支出の見直しを図る。



賃金は上がらず物の値段が上がっていきます。家計のやりくりは大変です。

こういったときは家計を厳しく管理して無駄な出費を減らすことが大切です。

将来、必要な高額商品は前倒しで買う。



物の値段は上がり、金利も上がっていきます。

将来、住宅購入が確実な方は、低金利で物件価格がまだ安いうちに前倒しで購入したほうが良いでしょう。

但し、業者も資材の仕入れ価格が高騰して消費者に値上げがしにくい状況のため、品質を落としているケースが出てくることが予想されます。

値段だけでなく、質をチェックする必要があります。

資産を流動性の高いものにする。



長期間預け入れる金融商品はリスクがあります。

例えば長期の定期預金や国債、金利が長期間固定される保険商品や年金商品です。

今の低金利で固定されて将来、価値が目減りする可能性があります。

なるべく換金性の高い商品で資金を運用する必要があります。

物価上昇率を超える資産活用を考える。



普通預金に預けて置くだけで資産の価値が実質減少していきます。資産をいくつかに分けて、物価上昇を超える運用を検討する必要があります。

景気も悪化の可能性があるため、銘柄分散や時間分散などの”分散投資”でリスクを減らすことが大切です。

また早くスタートすることも大切です。


嵐はいつか止みます。しかし、”嵐に備えた人”と”何もしなかった人”とでは、その被害は大きく違います。

昔からの格言にあるように

備えあれば憂いなし



です。

皆さんが、この嵐を無事、乗り切れることを願います。