サッカー選手と野球選手の主体性レベルの違い - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

田原 洋樹
株式会社オフィスたはら 代表取締役 人材育成コンサルタント
東京都
人材育成コンサルタント

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田原 洋樹
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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サッカー選手と野球選手の主体性レベルの違い

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  1. スキル・資格
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サッカー選手と野球選手、どちらが主体性を持っているか?

答えは断然、サッカー選手と言わざるを得ない。


これは、一度フィールドに出れば、ほとんど監督指揮官の声が届かず

結局、チームリーダー(キャプテン)を中心に行動を取るしか方法がない

サッカー選手と、1球ごとに、ベンチのサインを見て、監督の指示を仰ぐ

クセがついてしまっている野球選手の、プレースタイルの構造的な問題に

起因する。


サインプレーが魅力の一つという声も確かにある。

一球ごとに情勢が変わる中で、お互いのベンチがどのように動くか?

その戦略の駆け引きも確かに野球の面白みではある。


だが、選手自らが、主体的に考え、瞬時に自らの意思で行動する姿を

観る醍醐味もスポーツの魅力ではある。


サッカー選手の試合終了後のインタビューを聞くと、彼らの論理的思考力に感心することが多い。

試合を振り返り、課題を抽出し、次の戦いのプランニングをしていく。

ビジネススキル研修でもテーマとなる課題抽出・解決手法をしっかりと

身に付けていることに驚かせる。

これは、緊迫したゲーム中に、磨かれていくスキルと言えよう。



高校野球の指導方法も、最近は変化の兆しが見える。

選手が主体的に練習メニューを考え、試合の戦略を組み立てていく。

そのようなチームが甲子園出場を勝ち取ることも珍しくない時代となった。

昔のように、精神論を押し付け、カリスマ指導者のもとで、鍛え上げる

スタイルは時代遅れであると、ようやく野球界の関係者も気づき始めたのではないか?



人材育成のコンサルタントをしていると、企業の人事担当者から

主体性を持った人を育てたい、論理的思考力を養わせたいといった

要望を耳にするが、サッカー選手と野球選手のゲーム中の行動を

参考にすると、そのヒントが見えてくる。




株式会社オフィスたはら 人材育成コンサルタント 田原洋樹

http://officetahara.com/