トレーナーが成長する為の「量」と「質」 - 各種のヨガ・ピラティスレッスン - 専門家プロファイル

Style Reformer 小林俊夫
Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
東京都
ピラティスインストラクター

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対象:ヨガ・ピラティス

福島 多香恵
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閲覧数順 2024年04月27日更新

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トレーナーが成長する為の「量」と「質」

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 こんにちわ


先日、以下の様なご質問を頂いたので


この場でお答えさせて頂こうと想います



「トレーナーとしての専門技能を伸ばす為には、


セッションの本数をたくさんやった方が良いですか?」



さて、皆さんだったらなんて答えますか?










「たくさんやった方が良い」


という方もいらっしゃると想いますし


「いやそんなに多くなくても良いんじゃない?」


という方もいらっしゃると想います



 おそらく、どちらのパターンでも


いわゆる「成功」をされていらっしゃる方が


おりますので、一概にどちらが正解で


どちらが間違いということは無いと想います



 小林的な回答としては


『個人やステージによって異なり、「量」×「質」が最大になる所』


といった回答になります



 一般的に、たくさん「量」を積んだ方が良いと


考えられているかもしれませんが、一概にそうではないと


個人的には考えています



 なぜなら、ある一定量を超えると


「量」と「質」は反比例する場合が多いからです



 人によって、その一定量が異なる為


何本と書かせて頂くことは出来ませんが



 例えば、週1日お休みをとり


1日10本のセッションを行ったとすると


1か月が30日だとすれば


26日×10本で260本ですよね



 では、その260本という「量」を


毎回100でやれるかどうか


コレが「質」になる訳ですね



 260本×100なら


総量は26,000だとします



 しかし、本数が多い事で


セッションの平均の質が50に下がるなら


260×50で


総量は13,000になります



 それなら130本×100でも


総量は同じ13,000です



 もちろん、こんな簡単な数字で


表せるものではありませんが


自分自身がどれくらいの本数まで


質を保てるかによると想います



 また、ご自身の成長という事を


受験勉強を例に考えてみると



 問題をたくさん解くことで


たしかに回答パターンを暗記することが出来るし


同じ様な問題が出た時には、過去の回答パターンから


答えを導き出すこともできますので


確かに、たくさん量を解いておいた方が


良いかもしれません



 しかし、毎回しっかりと


解けなかった問題を復習し


理解をしておかなければ


過去の回答パターンとは異なる


思考力が試される問題に出逢った時に


回答することが出来ないことが多々あります



 そして、人に与えられた時間というのは


皆、平等に24時間です



 そうすると、量が多くなりすぎると


毎回、仮説を立てて行ったセッションが、


本当に有益だったのかどうか?


という検証や事前準備が行えなくなります



 これはPDCAサイクルで考える


P 計画を立てて


D 実行まではするけれど


その後の検証や改善による実行が


見られないということになります



 また、人間も生き物である以上


集中力という問題もありますので


上記の内容と自分がどれくらいまで、集中力を保てるのか?


といった観点から、最大限の「質」が保てる「量」を


導き出していくと良いのではないでしょうか?



 これは、人によってかなり差があり


月に200本以上行っても、質や集中力を保てる方も


いらっしゃれば



 僕の様に100本も保つことが出来ないから


そんなにたくさんやらない


という方もいると想います



 僕の場合は


1日5セッションだとしても


一人のお客様に、前後の着替えやお茶の時間まで


合わせると、だいたい1時間半は必要になります



 また、フォローメールなどを作成させて頂くことを考えると


トータル2時間となり、5人のお客様をサポートさせて頂けば


それだけで9~10時間です



 それ以外に、事前に色々と調べたりする


準備の時間や、セッション以外の志事


自分自身の楽習時間を考えると


100セッションも行わせて頂くことが出来ないので


僕は現段階ではやりません



 上記の様に


どれが良い、どれが悪いということではなく


個人差がかなり大きい為


自分自身の「量」と「質」が最大になる所から


考えてみると良いのではないでしょうか?



 もちろん、最高の質が保てる量が多いほど


生み出す価値も、成長も大きくなると想います


まあ、そうなってくると、志事以外の時間との


兼ね合いもありますが・・・・・・



としお

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