最近のビジネスでは、起業に着手する前にまず完成した全体像をイメージし、その上で起業に取り掛かることを勧めています。そうすることで、仕事のスピードが早くなり、途中で発生する問題にも対応しやすくなります。絶えず、全体を見据えながら仕事を進めることによって、仕事のストレスもかなり少なくなります。
このような起業の手法が導入されるまでは、手探りで常に最善の方法を判断しながら進めていました。よく言われる、「走りながら考える」手法です。一見、とてもアグレッシブな仕事法に聞こえますが、実際にプロジェクトで仕事を経験したことのある人なら、この手法にはいかにムダが多いか判るはずです。
これまで起業で失敗した人をみてきましたが、多くの人は全体像を描かないで走り出しています。途中で、自分はどの方向に向かっているのか、判らなくなったと言っている人もいます。高い理念をもってはじめた起業なのに、途中からは継続するために利益を上げることばかりに目が向き、最後は理念も目的になくなるようです。
起業においては、例え小さなビジネスであっても、全体像を最初に描いてから事業化に向け進んでください。目標をしっかり掲げ、その上で仕事に取り組むことで、自分のビジネスの「見える化」が可能になります。問題点が直ぐにはっきりすることで、最悪の場合の起業からの撤退もしやすくなります。
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