今年も大きく分けて、3つの分野に人が集まっていたと思います。
1.介護等食品・調理器具 →介護職員(ヘルパーさん)のかた
2.車椅子 福祉用具 →障がいをお持ちのかた
3.住宅設備機器 →施設職員 住環境関連のかた
建築系の私は特に3を重視して廻りました。
今年、気になったのは
セキスイさんの可動浴槽ユニットバス(既に発売されてますが)
進行性の障がいや、身体の成長に合わせ、介助スペースをとったりイレクターをはめ込んだりして浴槽を左右に移動できるのは、長い目で見ると便利です。
TOTOさんの新商品「ベッドサイド水洗トイレ」
ポータブルトイレの上を行く、上下水をホース内に通して本来の便器を手元に置く考えは斬新でした。
しかし、利用者さんにおいてはトイレの存在を来客には隠したい意識が強いので、パーテーションや専用ブースは必需だと思います。
また、下水配管が床下に設けられないような状態には最高の機器だと思いました。
TOTOさんの多用な水栓金具(蛇口)
様々な障がいの症状にあった水・湯をだすスイッチやオートタイプの水栓は、他社よりも豊富だと思います。
屋内昇降リフト(ベンチ式)もかつては2階まで上げる性能しかありませんでしたが、最近では数十メートルまで可能だそうで、防水機能を合わせれば公団住宅のような階段室型の5階建て階段に絶望的だったEVと変わり希望が持てそうです。
年々、出展社数が減ってきているように感じますので、来年はアベノミクスで復活してほしいものですねv
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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