幸福ランクから見える、この頃モノが売れない理由 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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幸福ランクから見える、この頃モノが売れない理由

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 幸福の定義は難しいのでしょうが、米コロンビア大学地球研究所は、世界156カ国で2010~12年に調査を実施して、国民の幸福度を10段階のランク付けをしました。上位5カ国は、デンマーク、ノルウェー、スイス、オランダ、スウェーデンとヨーロッパの各国が占めています。

 主要国では、カナダ6位、オーストラリア10位、アラブ首長国連邦14位、米国は17位、英国が22位、ドイツ26位、ロシア68位、中国93位でした。そして日本ですが、43位に甘んじています。国民が日々の暮らしに満足し、幸せを感じているかどうかを幸福度として調査した結果です。

 豊かな先進国と言われながら、日本国民で幸福な生活を送っている人は少ない気がします。先進諸国の中では、ほぼ最下位に近い状態です。何故、こんなに日本国民は幸福ではないのか、考えてみたいと思います。同じことは、最近よく言われる、モノが売れない現象とも関連しているような気がします。

 日本の若者は、よくモノを買わないと言われます。車を買わないことは有名ですが、他にもリサイクル商品が好きです。友達と住まいや車などをシェアすることに違和感がなく、安い商品が大好きです。消費者としては、最も堅実で、バブル世代の半沢直樹とは正反対消費行動と思います。

 ただ、バブル崩壊の1991年以降に子供時代を送った人なら、物心ついたころからずっと不景気の中を生きてきました。不景気が普通の状態ですから、特段息苦しいとも思わないようです。反対に、バブル世代より上の人たちからは、リサイクル品を使い、車を持たない生活は貧乏くさく映ります。

 現在の若者研究をしている人たちは、若者の幸福感は絶対幸福にあると言います。自分の身の丈にあった、一人ひとりが判断する幸福な生活です。上の世代の人は、他人の生活と比較して幸福を感じる相対幸福と言われます。「人並みの生活」とか、「人より少しでも豊かに」を目標とする幸福です。

 こう考えますと、若者向けに売れる商品と、上の世代に売れる商品では根本から違ってきます。お客さんターゲットを考えるとき、その世代の違いを認識しないで一緒に売ろうとすると、どちらからも嫌われるのではないでしょうか。日本の幸福ランクは、売り手が発想を変えると、少しは上昇するはずです。

【一言】
 若者の購買意識は、その国の消費動向の最先端に位置しています。日本の場合、国民が歳を重ねるに従って、購買金額はますます下がってきそうです。これは、良し悪しを言うより、この環境でモノを売るにはどうしたらよいか、考える方が重要と思います。非正規雇用者が多く、人口減少が続く日本ですから、起業の目標も、お客さんターゲットも現実に併せる必要があります。

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