起業を何度も成功させた人がテーマの起業本 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月02日更新

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起業を何度も成功させた人がテーマの起業本

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 複数回の起業を、全て成功させている起業家はシリアルアントレプレナー(連続起業家)というそうです。米国では尊敬され、高く評価されています。日本でも連続起業家が注目され、検証した本が出版されました。アスキー新書として売り出された「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」です。

 孫泰蔵さんや家入一真さんなど、7人の連続起業家から経験を聞くインタビュー記事になっています。現在44歳の守屋実さんが最も年長ですから、若い起業家ばかり登場します。ただ、米国の連続起業家とはちょっと趣が違って、会社勤めの中での企業内起業もあって、純粋な起業とは違っています。

 本を書いた著者の博報堂ブランドデザインも、本当は博報堂に在籍する社員個人が書いていますが、社内プロジェクトによる研究成果ということで、チーム名を使用しています。書き手も、書かれる対象も、どこか腰の据わりが悪い点はありますが、テーマの面白さが勝っているのでご愛嬌というところでしょう。

 最後の章には、連続起業家が実践している7つのセオリーがまとめられています。著者は、これら起業家には、コトを起こして成功させるための共通のセオリーがあるはずと、仮説を立てて本作りをしています。そのセオリーは、一般のビジネスパーソンも、真似ることができるはずの思いがあるようです。

 そのセオリーの一つに「市場調査を信じない」がありした。政府発表や、民間の調査会社、マーケティング会社が実施する調査など、ビジネスの世界には市場調査が溢れています。起業を目指す人の中には、この調査を基に予定していた業種の軌道修正をしたり、扱い商品を変更するケースがあります。

 市場調査が違った典型例は、少子化社会の到来でした。1990年後半からわが国は少子化になるので、子供相手のビジネスは厳しいと喧伝されました。結果はほとんど逆で、6ポケットなんて言葉が生まれたように、少子化が進んでからは少ない子供にこれまで以上にお金が使われています。高齢化も似たようなことが言えます。

 他のセオリーを読んでも、起業で成功を重ねる人には同じような習慣があることは確かです。マスコミを通じて公表される情報より、自分の目と頭を信じていることです。起業本の中では、これまであまり取り上げてなかったテーマを題材にしていて、参考になる一冊です。

【一言】
 今日紹介した本では、多くの人がIT関連の仕事をしている経営者です。IT関連の場合、会社は違っていても、業務内容はとても似ていて、同じ引き出しを利用しての起業が可能です。本来参考になると思われるのは、アナログビジネスで何度か起業を成功させている経営者の経験です。特に、ITとアナログを併せて開業している経営者は、発想が面白いです。今回の書籍はこちらです

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