トラブル事例④~私道の通行確保 - 住宅・不動産トラブル全般 - 専門家プロファイル

森田 芳則
特建開発部 部長
不動産コンサルタント

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対象:住宅・不動産トラブル

木原 洋一
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(不動産コンサルタント)
森田 芳則
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閲覧数順 2017年07月22日更新

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トラブル事例④~私道の通行確保

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自己体験

トラブル事例④~私道の通行確保

東京都下の住宅地域における案件でした。
所有者が代々に亘り相続をしてきた一団の土地は、北側で国道に接
し、南側は市道に接していてそれぞれの間口が12~13m、奥行
きが約100mくらいの土地でした。

その土地の東側は隣家と接し、西側の私道(位置指定道路)との間
にはブロック塀が高く積まれた状態でした。

事情によりこの土地の中間辺りを3区画の住宅用地に造成して処分
したいというご相談を頂き、物件の調査をしたところ、西側私道に
ついて色々と問題含みのあることが判明しました。

この私道は不動産業者が一体の土地を宅地化するために位置指定道
路として認可を受けたものであり、その際に本件土地の所有者にも
敷地の一部を提供してもらい道路の持分を持ってもらうという話合
いがなされたいたものでした。

しかし本件土地は北側も南側も公道に接するため、西側の道路負担
は必要ないという知り合いの入れ知恵もあり、結果的に私道負担を
しておりませんでした。

そこで不動産業者は計画を修正して計画道路を更に西側にずらして
宅地開発を進めることになりました。
その際に本件土地との境にブロック塀を築造して通行させないとい
う「腹いせ」の結果ということが判明しました。

この事実は先代のときのことであり、現在の所有者はこの件に関し
て私が調査するまで全く知らない内容でもありました。

本件土地の所有者から交渉に関する委任を受けて、「ベルリンの壁」
のように高くて長く積まれたこのブロック塀の一部をこじ開けるの
に半年以上の期間と多額の出費を要することとなりました。

昭和40年代に宅地開発を手掛けた不動産業者が所有している私道
の持分を取得して3区画分のブロック塀を解体し宅地化するまでに
は、過去にこの不動産業者から分譲地を購入した近隣住民も巻き込
む大事(おおごと)にまで発展してしまいました。

このコンサル業務からは、目先のことにとらわれ過ぎず将来や大局
を見つめることの重要性を学ばせて頂きました。

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