教育費は本当に1,000万円かかるのか?(3) - 教育資金・教育ローン全般 - 専門家プロファイル

藤 孝憲
FPオフィス ベストライフ 代表
埼玉県
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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教育費は本当に1,000万円かかるのか?(3)

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教育資金

第3回です。
今回は高校の教育費について見てみたいと思います。
学習費(公立高校,平均値)の推移を見てみますと,
520,503円 516,186円 393,464円で,
左から順に,平成18年,平成20年,平成22年の学習費総額の平均となります。

平成18年と平成20年は変化はありませんが,平成22年は大きく減少しています。


その原因は?


-高校授業料の無償化です。


 高校授業料の無償化は平成22年から始まり,公立高校は通常年額(118,800円)を徴収しない,私立高校は所得に応じて,1.5倍や2倍支給される場合もあります。私立高校の場合,平成24年7月以降は扶養親族の数にる新基準になっています。また,年収による制限(800~900万円)が検討されています。

 少し話が逸れますが,ライフプランを作成してもらう場合,無償化前か無償化後,どちらでプランを立てたいでしょうか。お子様が生まれたばかりのご家庭ですと,15年後のことです。今後,法律の改正が行われ,変化する可能性があるので,無償化前で考えたいと言う方もいらっしゃいます。
また,既にライフプランを作成してもらった方は,どちらでプランを立てているかご存知でしょうか。少なくともデータの根拠となる資料を受け取っていればよいのですが。プランは厳しめで,無償化前をご希望の場合,平成20年のデータを基にしたプランを立てると良いと思います。

 無償化によるライフプランの立て方の違いはほんの一例です。これらが積み重なると,作ってもらったは良いが,ご家庭の考え方が反映されていないプランになる可能性があります。「ライフプラン」という言葉は以前に比べると浸透し,簡単に作ってもらうこともできますが,ご家族の考え方や家計の現状,将来の推移を映し出すプランであるべきです。

 もう一例紹介いたします。それは都道府県による進学状況の違いです。都内やその周辺の県では私立高校を第一希望にする方はたくさんいらっしゃいます。学校の選択肢が多く,子どもが私立高校に行きたがる可能性があります。さらに,中高一貫校も多いため(少なからず周辺の影響を受けて),私立中学を希望するかもしれません(もちろん希望してもあきらめてもらうという選択肢もあります)。引っ越しされたばかりで状況をご存じではない場合,ライフプランの立て方に影響することも考えられます。

閑話休題

 高校授業料無償化による差の他に,当たり前ですが,公立高校か私立高校かで学習費総額は変化します。第1回で見たように,高校まで公立,大学は私立で総額1,000万円程度かかっていました。平成22年の私立高校の学習費平均は,922,716円で年間50万程度高くなっています。修学旅行だけ見ても,公立高校は,大阪,京都,沖縄,北海道など国内が多いのに対して,私立はヨーロッパ,オーストラリア,ハワイなど海外へ行きます。

 ここまで見ると,確実に1,000万円かかりそうです。

(次回へ続く)

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