- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
釣り人考察・・7
子供に釣りをさせよう!
といえば・・
子供の頃は・・
いつもどこかの田圃や池や川で遊んでいました。
そう釣りをしていました。
親父の釣り竿を勝手に持ち出しては、勇んで出掛けてどこかで折ってしまいぶっ飛ばされた。
何を釣るもくそもありません・・
今と違いブラックバスもブルーギルもいませんでしたから、針に餌つけてたらしておけばフナやハエやウグイやモロコが釣れた物です。
それを持ち帰って家の水槽でみんな飼っていました。
たまに親父に山や海に連れて行ってもらって釣った魚は・・
今度は食べます。
そのうちに大きくなってお金が使えるようになると、自ら出掛けていってはいろんな魚を釣りまくり食べまくります。
そうやって釣りを覚えてきました。
はっきり言いますが・・
釣りは魚を殺します。
だから釣りは嫌いだという方もたくさんいらっしゃいます。
それはそれでいいでしょう。
でも・・
子供には教えておくべきだと思います。
人は命を頂かなければ生きていけません。
肉も魚も野菜だってすべて生き物なのですから。
あなたが毎日食べている食事は全て誰かが殺した生き物です。
生き物である魚を飼うのか食べるのか・・
それを知るのに釣りほどふさわしい物はありません。
往々にして子供が初めて魚を釣ると・・
可哀想だから殺さないでと言います。
ならば飼わなければなりません。
それはその魚の一生を面倒見るということです。
でも食べてみるとスーパーの魚の何倍も美味しい。
ならば釣った魚は食べなければなりません。
漁師さんの代わりにあなたが殺すのです。
パックに入った切り身しか知らずに大人になることは恐ろしいことです。
その切り身はさっきまで生きた魚だったことを知らずに大人になってはいけないと思っています。
自分では絶対に殺さない。
お金を払って他人が殺した魚だけを食べる。
それならそれでいいでしょう。
でも・・
知っていなければならない。
その魚はさっきまで生きていたことを。
そして・・
その魚も川や海で釣られるまでは他の命を食べていたことを。
生きた餌で魚は釣れるのですから。
人も生きているのです。
たまたま今現在は人を食べる生き物があまりいないだけのことです。
そのことを子供達に教えておかなければならない。
命を教えるのに釣りは最適です。
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