会社経営での逆風に飲み込まれるかどうか - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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会社経営での逆風に飲み込まれるかどうか

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 従軍慰安婦問題の発言以来、日本維新の会を立ち上げた橋下徹共同代表に逆風が吹き荒れています。それまでは、自民党、民主党に対する政治の第三局として、国民の期待が大きかっただけに、逆風も激しいものがあります。国内ばかりでなく、その風は海外からも吹いてきています。

 日本維新の会の今後に関しては、あまり興味がありません。ただ、新しい組織がどのように生き延びていくのか、または崩壊するのか、そこの展開にはたいへん興味があります。ビジネスの世界における、小企業の運命ととてもよく似ているからです。

 起業においても、大波、小波の問題はよく起きます。ただ時には、組織の存続に係わる大きな問題も間違いなく起きます。売上げが思い通りに上がらないなどは小波の部類です。従業員に多額の営業資金を持ち逃げされたとか、大口の取引先に急に断られたなど、大波もいくらでもあります。

 創業経営者の多くが、「会社は、2度は大問題を乗り越えなければ一人前にはなれない」と言います。金融機関や大手取引先も、何度か危機を乗り越えた経営者でなければ、信頼してくれません。会社経営を考える人は、常に大波が押し寄せる覚悟が必要です。

 会社経営の世界には、怯えの効果という言葉があります。窮地に追い込まれた経験を持つ人は、環境が好転しても警戒心を解きません。これが幸いして、傲慢や過信に陥らずに済み、結果としてよい状況が長続きするという意味です。最悪の状態を常に考えることです。

 起業すると言うことは、ビジネスを立ち上げると同時に、組織を運営することでもあります。モノゴトを考えるときは、経営者の個人としての目と同時に、組織の目でモノを考える習慣が必要です。日ごろから、ご自身の能力を高めて大波にのまれないよう心がけてください。

【一言】
 人間、誰もが同じでしょうが、いつもよいときばかりではありません。ビジネスを行っていると、逆風の時もよくあります。ただ、長年ビジネスに関わっていますと、偉そうな言い方で恐縮ですが、逆風のときに限ってたいへんな気付きがあります。追い風の時には、決してそのような気付きはありません。逆風は味方にできるかどうか、ビジネスでは大事なことです。

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