歯医者さんに行ってきました。
年に一度の定期健診です。
私は小さい頃からよく虫歯になり、しょっちゅう歯医者さんのお世話になっていました。
現在通っている歯医者さんは10年くらい前からお世話になっています。
以前に治療してもらい、その時に年一回の定期健診を勧められ、翌年からおおよそこの時期に検診を受けています。
正直なところ、歯が痛くなってから行くくらいなら痛くないうちに行っておきたいというのが本音で、虫歯の痛みはなんとも耐え難いものです。
検診では虫歯の有無だけではなく歯茎の状態、歯と歯茎のすきまのチェック、歯石除去をしていただき、今年は3回ほど通いました。
検診の時にブラッシングのしかたの指導もしていただき、これが非常に役に立っています。
年一回の歯の状態の点検をしてもらうと、楽器の点検の重要性についてもあらためて感じます。
個人持ちの楽器、弦楽器や管楽器はオーバーホールといっておおよそ年に一回、専門の技術者に調整をしているのが常識となっています。
中学・高校の吹奏楽の生徒もオーバーホールをする生徒が多くなっています。
ピアノの調律も同じですね。
コンサートホールのピアノはコンサートごとにおこなっています。
このようなことから考察すると打楽器のメンテナンスについての意識は低いと言わざるを得ません。
中学・高校吹奏楽部の講習に行くと楽器が泣いているかのような状態の楽器と多く遭遇します。
講習がメインなのでその合間を縫って調整はしますが応急措置的なレベルでしかできません。
近年、学校所有の打楽器も多種に渡っています。
しかし、「買った時の状態が一番良くって、その後は何もしなくても不都合がなければいい。」と誤った考えが未だに多くあり、その都度顧問の先生方にはメンテナンスの重要性をお話ししています。
所有楽器のメンテナンスやチューニングをおこなうと半日は掛かるのですが私に依頼してくださる先生方も増えています。
生徒さん達には楽器の持ち方や運び方、丁寧な扱い方の話しをすると「初めて知りました。」と言うことが多くあるのですが、理解してもらうと一打楽器人としてもとても嬉しい気持ちになります。
なにより楽器を良い状態に調整すると演奏のしやすさが格段に上がるんです。
うまくなった気がする?
違うんです。 うまくなるんです。
このコラムの執筆専門家
- 成澤 利幸
- (長野県 / 音楽家、打楽器奏者)
- 成澤打楽器音楽教室
音楽はみんなのもの
楽器の演奏は専門家からのちょっとしたアドバイスによりスムーズに上達したり音楽の奥深さに触れることがあります。ドラムやマリンバ、いろいろな打楽器のレッスンを通して皆さんのお力になれればと思います。
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