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佐藤 智恵
佐藤 智恵
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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これからの中学校の吹奏楽部と社会教育活動(4)

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 中学生のスポーツ活動について県教育長よりこのような通知が出されています。

  各市町村教育委員会は「スポーツ活動運営委員会」を中学校区ごとに設置

つまり活動をおこなう範囲の基本は中学校区ということです。

個人競技では中学校区だけではなく広域な範囲に広げておこなわれているものもあります。

 ・A中学では柔道部がなく隣のB中学には施設面のこともあり柔道部が設置されている。

 ・「陸上競技をやりたい。」と思っても陸上部がある学校は周囲にも少ない。

 ・スケートを続けたいのだけれども部活も練習施設も地元にはない。

このような場合の地域の受け皿は中学校区だけではなくより広域に、市町村や県の範囲にまで広げることで自分が望むスポーツ活動をおこなうことができます。

団体競技の中にも一部ではこのような広域での活動をしているものもあります。

 

 では、吹奏楽部。

吹奏楽では全日本吹奏楽連盟でも先を見越し、コンクールでは他校との合同バンドによる出場を可能にしたり、少人数バンド用の楽譜を出版するというように既に動いています。

国内にも楽譜の出版社が増え、少人数に対応した楽譜や、楽器の種類がばらついていても演奏可能な「フレシキブルバンド用の楽譜」というシリーズが出版されるなど、各社が現場の実態の合わせたバラエティ豊かな楽譜を販売しています。

 

 指導者の面では管楽器や合奏指導を専門大学で学んできた方も大分増えてきました。

職業は必ずしも学校の教員ということではなくとも、活発に演奏活動をしている方も多くいらっしゃいます。

地域の音楽活動として中学校区で活動する小中学生の吹奏楽団体があれば専門大学で学んできた指導者に教えてもらう機会が生まれます。

また、小学校や中学の先生で器楽合奏の指導ができる先生が地域の社会活動の一環で、地域の音楽指導者という立場でいくつかの団体を指導することも可能になるのではないかと思います。

 児童・生徒の側からしても専門の先生に指導してもらうことはうれしいことです。

管打楽器の専門の先生であれば楽器についての基本、例えば正しい楽器の構え方から上達へのちょっとしたアドバイスまでいろいろと教わることができ、「できないことができるようになった」ことで音楽がもっともっと好きになることでしょう。

教えるという立場でなくとも一緒に演奏をするだけでも互いにとって価値あるものになると思います。

 合唱では少年少女合唱団のように中学校区よりももう少し広い範囲、市町村やその近隣という範囲での活動がおこなわれているのでひとつのモデルケースにしてもいいかと思います。

長野県内では和太鼓のグループも多くあり、音楽のモデルケースとしてだけでなく伝統文化の継承という面からもお手本になることでしょう。

 前回のコラムで述べたように今回の指針では「顧問(指導者)の指導力不足」を述べているのではなく、「充実した部活動となるよう、指導者に向けた研修会の開催や支援をおこなう」「外部指導者も含めた、指導者と児童・生徒のマッチング」だということが読み取ることができます。

「地域の子どもを 地域の人たちが 地域の中で育てる」という地域コミュニティとしての大事な役割という方向から光をあてた指針になっています。

 

 とはいえ、中学に入学したばかりの1年生が上級生の活動の様子を直接見ることで新しいスポーツや文化活動に出会い、自らの意思で参加をするきっかけとなります。

 小学校では音楽の授業や移動鑑賞音楽教室などで楽器の演奏を見る機会はありますが、楽器の演奏を目の前で、それも年齢が1つか2つしか違わない上級生の演奏する姿をみることは1年生にとってみると衝撃的で、憧れを抱くことも少なくありません。

中には小学校の中の金管バンドで楽器を吹いていた生徒もいますが、すべての小学校に器楽合奏のクラブがあるわけではないので初めて見る楽器もあるでしょう。

楽器に直に触れるきっかけが吹奏楽部、私も含めてこのような人がかなり多くいます。

吹奏楽部に入部した時「金管楽器なのになんで先輩達が吹いているトランペットは銀色なんだろう? 金管っていうくらいだから金色じゃないの?」「小太鼓とスネアドラムって同じ楽器なの?」こんな子もいるくらいですから。私のことですが。

 

 閑話休題。中学の部活動の意義の一つにはこのように音楽や楽器に直接触れることでの「音楽を楽しむきっかけ作り」もあるのです。

地域に受け皿があることも大切ですが、「出会い」ということについてはやはり学校の中の部活動が重要な役割を担っています。

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