写真左はキッチンからダイニングに続くリビングスペースを見たロケーションです。 今回のリノベーションの目的のひとつが、生活の中心になるリビングスペースが家事中心のキッチンエリアから一目で見渡せる開放感をつくることでした。 小さなお子さんがいらっしゃるため目が離せないということも重要でした。
「開放感」のあるオープンリビングを計画する場合、生活するうえでもその「開放感」を維持するためには、収納計画が重要なポイントになりますが、今回のリノベーションでは、キッチン、ダイニング、リビングのそれぞれのエリアに、お客様のライフスタイルを分析し必要な収納を壁面にビルトインする形(収納家具を壁面に組み込む)で、新たに置き家具などは置かずに開放的なスペースを維持できるようにしました。
ダイニングには左右壁面にデザインが共通する飾り棚とパソコン用デスクへ変化する飾り棚をビルトインし、リビングには50インチTVまで設置可能なTVボードと子供のオモチャ収納(カウンター下はスライド収納とワゴン収納)を兼用するリビングボードをデザインして、このリビングスペースで使うモノをすべて収納できるようにしました。(写真右)
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
「リノベーション(デザインリフォーム)」のコラム
「テラスのあるリビングへ」リノベーション#3(2008/12/16 20:12)
「テラスのあるリビングへ」リノベーション#2(2008/12/13 15:12)
「テラスのあるリビングへ」リノベーション#1(2008/12/12 19:12)
「オープンリビングのある家」へ リノベーション#1(2008/04/06 02:04)