- 松岡 利恵子
- アールオンワード 代表
- 研修講師
対象:ビジネススキル
アールオンワード代表の松岡利恵子です。
一流ホテルで培った接遇・コミュニケーションスキルと、
長年の司会経験を生かしたプレゼンテーション術・話し方をお伝えしております。
主体は企業研修ですが、プレゼンテーションやスピーチ力の話し方向上のためのマンツーマンレッスンも行っております。
アナウンサーのように正しい話し方という観点ではなく、その人らしさを生かした話し方をプランします。どんな内容かお問い合わせを最近よくいただくので、一部をご紹介いたします。
定期的に行っているある経営者の方は、関西弁が親しみやすく「浪速の商人」を彷彿させます。
とても厳しい方ですが、その親しみやすさでオブラートに包んでいるという印象。
経営者の集まりなど話をする機会がたくさんおありになり
お話する機会は多いけれども、ご自分で納得されていないのです。
その方の一番の悩みは
「子供っぽい頼りない話し方で、ドシッとした印象がない」
見た目に十分貫禄があるので、それが優しい雰囲気にもつながるのですが
ご自分でおっしゃる通り、良い意味で会話ほどの辛辣さが表れません。
大きく分けると2つの理由があります。
・話し方が「、」「。」で大きく息継ぎをする小学生の発表スタイルになっている
という声の出し方
・伝えたい内容の構成
声について分析してみると発声トレーニング、腹式呼吸も肺活量トレーニングで大きな問題はありません。
ただ話癖があります。
関西人特有の鼻濁音、無声化が苦手で、一音一音はっきりと発声することから
「が」「で」「です」「ます」の声が大きなことから息継ぎをしているような、小学生の発表のようになっています。
文章を聞き取りやすくする鼻濁音・無声化。話のプロには必要ですが、ビジネスで使うにはこの特訓をするのはあまり有効ではないと思いますし、「関西の社長さん」という印象をあえて壊すことはありません。
ということで、違うところでカバーしたいと思い使ったのは
落語「じゅげむ」です!
やっと出来た可愛いわが子に、たくさんの福が訪れるように、あらゆる縁起をかついで長い名前になったというお話です。
この長い名前を一息で言う
そのことで得られるいくつかの効果の一つで、今の悩みの解決をします。
もう一つは内容です。
浪速の商人魂で、相手の気分を害さない表現法が身についています。
これは素晴らしいことですが、使い方を間違えると…
グルメのその方が、一流フレンチ店に出かけた際、感じたことを表現するとき
「お料理もロケーションも最高だが、接待で使うのであれば、コースのお料理の説明を遠慮してもらうように事前に伝えるべきだった、私たちの準備不足・・・」
と伝わった内容が実は
「お料理もロケーションも最高だが、接待で使っているのだから、お話を邪魔しないように臨機応変な対応でするべきなのに一辺倒なサービスだった、プロのサービスは状況判断も大事では…」
という内容を伝えたかったことが会話から判明!
経営者として他業種にも様々な視点が配れるという「デキル経営者」の印象が表れますね。
冒頭の部分をどの切り口にするかで印象を変えることができるとお伝えしました。
自分の考えがしっかりと聴き手に伝わってこそ、スピーチは活きてきます。
内容にふさわしい構成や表現法を自分らしく伝えましょう。
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株式会社Active Solutions教育コンサルティング事業部
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