地震の大きさと被害の関係 速度 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

岡田一級建築士事務所 
大阪府
建築家
06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

地震の大きさと被害の関係 速度

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造全般
●免震構造住宅

地震の強さを表す単位は複数あります。それらの単位は地震の一部の側面しか捉えていませんので、様々な誤解が生まれます。単位全ての概要を把握していないと地震の実態を掴む事が出来ません。単位の概要を把握して、地震の実態を正しく把握することにより、将来襲うと思われる地震の対策が可能となるのです。
重力加速度(gal)が構造設計の基本となっていますが、galも地震の全てを表しているわけではありません。

galで説明出来ない部分を補う単位として速度(カイン)があります。1秒間に何センチ移動したかをカインと云う単位で表します。カイン(s/cm)は言い換えればh/kmとなりすなわち時速となります。
重力加速度とは違い、等速運動ですので移動している物体の中にいても速度を感じることはありません。ただ、東日本大震災は100カインであったのに、阪神大震災は200カインを超えていたと云うデータもあり、建物への被害だけに限って云えば、GALよりもカインの方がが実情に則しているのではと、云われ始めています。

来る巨大地震から建物を守ろうとすれば、現行の建築基準法では不満足と考えます。建築基準法の構造設計の根幹が重力加速度GALを頼りに体系付されているため、地震の一側面しか捉えていません。現行法規の範囲内で、建物の健全化を図ろうと思えば、建築基準法で示す最適基準で満足することなく、基準の1.25倍とか1.5倍を目指すことです。これは耐震等級と云う言葉で言い表され、基準法の最低基準が耐震等級1。基準の1.25倍が耐震等級2。基準の1.5倍が耐震等級3と定義されています。少なくとも耐震等級2。経済的にまた、間取り配置が許すなら耐震等級3を目指すことです。
または、現行法規の特例措置である大臣認定を取得した工法(免震工法)等の技術を導入することです。

建築基準法のみしかクリアしていない建物は、人の命は救えても建物の健全性を守ることは出来ません。建築基準法を満足すると云う事は、施工者がその最低基準を守ってさえいれば、建物が倒壊しれも施工者に法的責任が無い事を証明する程度の基準であることを認識すべきです。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(大阪府 / 建築家)
岡田一級建築士事務所 

木造免震住宅を設計する建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。地震に耐える家(耐震)より地震の力を逃す家(免震)が求められています。規格住宅では真似の出来ない、オリジナルな免震住宅をご提案します。全国からのご依頼に応じます。

06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「●免震構造住宅」のコラム

縦揺れで家が潰れるか(2013/11/10 23:11)

失礼な電話(2013/09/18 08:09)

カテゴリ このコラムに関連するサービス

メール相談 新築・増改築のご相談

住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案

料金
無料

経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。

新築・増改築のご相談

このコラムに類似したコラム

強い家造り  18 中舎 重之 - 建築家(2014/08/18 10:46)

免震構造と呼べるのは大臣認定を取得したものだけ 福味 健治 - 建築家(2013/03/29 08:54)

揺れない家は簡単に造れない 福味 健治 - 建築家(2013/02/28 08:40)

耐震等級 福味 健治 - 建築家(2013/02/07 08:36)

免震と云う発想は新しいものではありません 福味 健治 - 建築家(2012/12/20 09:07)