強い家造り  18 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

中舎 重之
建築家

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対象:住宅設計・構造

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強い家造り  18

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  木造2階建ての設計において、施行令第46条での壁量計算ですと、

構造計算書の1/1.5=0.66の壁量ですので問題です。

日本列島が地震の活動期に入った現在、最低でも施行令第46条の壁量の1.5倍を

確保する必要があります。

 さらに言えば、地盤が軟らかいと判断された、お客様と設計者は迷う事なく、

木造の構造設計者に相談される事をお勧めします。


 今後、関東において多発する地震を列記します。

東から、千葉県房総沖地震、東京湾北部地震(震源地:荒川河口)、神奈川県西部地震(小田原)、

東海地震(駿河湾)の四つが想定されています。


  木質系面材の材質の話です。

構造用合板では、針葉樹系を使用して下さい。 

ラワン系もありますが、釘の接合における保持が針葉樹系に較べて低いようです。

木質系面材としては、OSBのせん断強度が構造用合板の2.5倍の強さがあります。

ただし釘の接合部が弱いようです。

木造の建物は弱い風にも、絶えず揺れています。

その揺れにより釘の周囲が楕円形になるようです。

  OSBの最大の弱点が吸水時の膨張率が異常に高く、

構造用合板の3倍にもなると云うことです。

OSBの使用は、建物の外壁部は避けて下さい。

屋内での使用に限定されるのが良いでしょう。









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