須永 豪
スナガ ゴウ建築的 のコラム一覧
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【デンキとエコ 4/6】
電気はつくって貯めておくことができません。 夜道でライトを点灯させるためには、自転車をこぎ続けなくてはならないように。 そして原子力発電所は発電する量の調整もできず、運転するならフルパワー、途中で止めることは難しいのだそうです。 発電は、都市で電気が一番使われる際の量を見越してすることになり、その量が一日中生産・供給され続けます。 日中は電力消費も多いですが、夜中はグッと減ります。...(続きを読む)
【デンキとエコ 3/6】
ソーラーパネルは降り注ぐ太陽の光で発電ができ、送電しないからロスもなく理想的に思えます。 ただそのソーラーパネルの製造過程で多くの石油を使いCO2が発生するのでむしろ悪い、というはなしがあります。 またソーラーパネルの下では電磁波を浴びることになる、というはなしもあります。 その真偽と程度問題は、僕には追求しようがありませんし、ジャーナリストでもないので深くは突っ込みませんが、 環...(続きを読む)
【デンキとエコ 2/6】
火力発電所では天然ガス・石炭・石油を燃やした熱い水蒸気でタービンを廻して電気をつくります。 その際エネルギーの6割が発電ロスとして失われ、発電所から人の暮らす都市へ送る際に5%が送電ロスとして失われ、実際に届くのは35%ほど。 都市で必要とされる電気の量に合わせ、ロスの分も見込んで余剰分まで燃やされています。 家庭ではこんどはエアコンや電気ポットなど、電気を熱に変換する際にもエネルギー...(続きを読む)
【デンキとエコ 1/6】
太陽光発電は15年から20年で元が取れる、と言われています。 約200万円費やして「家計にお得」をするつもりでの設置なら、 それだけの期間を『その家を建替えず』『健康で暮らし続ける』ことが大前提です。 築年数の経った建物では、建替えの際の一時撤去・再設置に費用が掛かり、 元が取れるまでの期間もその分伸びます。 老年者の住まいでは、早くに死が来たり、長期入院となったり、 介護...(続きを読む)
【おおきな木:モデル住宅を建てませんか?】
ある程度どんな敷地にも建てられて、ある程度どんな家族にも暮らせて、ある程度自由なカスタマイズが住み手の好みでできて、建築家らしい住空間もちゃんとあって、それでいてコンパクトな間取りで、自分達が死ぬまで60年くらいは暮らせる頑丈さで、とりあえずの工事費が安く抑えられて、設計料も安く済ませられて、環境に少しは貢献できるくらいの棟数がこなせる、規格モノの住宅。・・・そういうのも作りたいと、前々から思って...(続きを読む)
【大災害のとき、建築士にもできること】
阪神・淡路大地震があったように、 首都圏直下大地震も必ずあるとそのスジの専門家は口をそろえる。 それが5分後に来るのか、10年後に来るのか、が不確定なだけ。 そういう大災害の時に、細々と仕事をしている建築士が役に立てることってなんだろう? 大災害からの復興時には、早く生活を立て直したいと願う人たちは、 じっくり設計している時間なんて無いから、おそらくハウスメーカーに駆け込む。...(続きを読む)
「子どもと一緒のキッチン」
「子どもと一緒のキッチン」の事例として、新建築 住宅特集5月号に杉シェルターでの設計方法を寄稿しました。 子どもは床にペタッと座り込んで、お絵描きしたり、"基地"をつくったり。イスに長い時間は座ってられません。 よくあるタイプの対面キッチンの場合、地ベタで遊ぶ幼児が母親を見上げる際、配膳カウンターが邪魔で、 かなり後ろまで離れないと母親とは目が合いません。 また、キッチンとダイニン...(続きを読む)
全てがスギ、ログハウスみたいな「杉シェルター」
杉シェルターで使っているのは日本の杉の木です。 しかし、日本で建てられてるほとんどの木造住宅が輸入の木材。 はるばる遠くの国から石油燃やして船で運んで来て、 おかげでジャングルが丸ハゲになったり、 立場の弱い途上国から買い叩いたりしてきているのに、 それのアタマにソーラーパネルをチョンと載っけたからって「エコ住宅」だなんて、 そりゃぁウソだろぉ、って思うのです。 「オー...(続きを読む)
「建もの探訪」とシキナミくん
「平野邸 (杉シェルター)」が渡辺篤史の建もの探訪で放送になります。 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/ 放送日は、東京では3月29日(日)の予定ですので、 こんど22日(日)の「次週予告」のとこでチラッと出るかな。 地方局は東京の数日・数週間遅れ(四国はなんと1年半遅れ)での放送です。 ちなみに長野では6日遅れとなります。 ...(続きを読む)
『住宅作家になるためのノート』という本のお知らせ
『住宅作家になるためのノート』という本が 彰国社・建築文化シナジー15弾として刊行されました。 (泉幸甫、安井正、吉原健一、須永豪、共著) 建築家として主に住宅を手掛ける4人の著者たちが、住宅を設計する上で押さえるべき30項目をピックアップし、写真と図版を交えながら、文章でその考え方を紹介しています。 住宅を設計する際の発想の手掛かりに、また、暮らしに関心の高い一般の...(続きを読む)
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