浮いた金利で保障の充実を
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現在の異常なまでの低金利で、金利部分だけに目がいってしまい、肝心の大金を借りるという意識が希薄になってしまっていると、感じるのは私だけでしょうか。
確かに、有利な条件で借りることが出来れば、その分毎月の返済額を減らすことが出来ます。では、その減らした金額の使い道まで考えたことがあるでしょうか。
人間というのは弱い生き物で、その分を確実に貯蓄したりするのは、よほどの強い意志がなければまず不可能で、結局は返済額が減ったことだけに満足してしまうものです。
そして、住宅ローンを借りている間は、返済とお子様の教育費など様々な費用が必要になりますが、根底にあるのは借入者が健康であり、会社も存続しているという前提です。
しかし、借入者が健康であり続ける保障はどこにもなく、また昨今の大手電機メーカーの大規模リストラに象徴されるように、会社が存続し続けるという保障もありません。
このような事態に対処するためにも、浮いた金利部分の費用で8大疾病保障や収入保障保険などに入り、いざという時の事態に備えておくことが大切です。
住宅ローンは人生最大の借金であることを、もう一度認識して頂けたらと思います。
沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)
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