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2014年10月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、10月は固定金利が上昇しました。


 まず変動金利ですが、これは日銀が「量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため、横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、10月の他行の金利でも同様だと思います。


 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定とし、その一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に、前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては、返済額が大幅に増える可能性があります。


 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことを、よく理解しておくことが大切です。


 一方の固定金利ですが、中心となる固定10年は前月比0.002%上昇の1.190%、20年超の最長期間は前月比0.058%上昇の2.187%となっています。(新規で自己資金が10%以上の場合)


 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、8月下旬から9月上旬にかけては、日本の長期金利が0.5%台で推移したことが要因と考えられます。


 今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、長期固定金利は上昇含みの展開となりそうです。


 8月末までかなり低下していた長期金利ですが、9月以降は米の利上げ観測による米長期金利の上昇や、円安進行による株高などリスクオンの流れが強まり、12日の長期金利は0.570%まで上昇しました。


 16~17日には、連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、実際にどのようなスタンスをとるのか注目されています。


 長期金利はここ2週間ほどで、0.1%程度も上昇しているため、さすがに調整が入るとみていますが、FOMCで米の早期利上げ観測が強まるようであれば、0.6%へ向けて上昇余地を探る展開も想定されます。


 一方で、地政学的リスクや日本国債の需給関係の良さから、金利上昇は抑制されると見る向きもあり、ここから金利低下を予想する声もあります。


 いずれにしても、まずはFOMCやイエレン議長の会見に注目する必要がありそうです。


 これを受けて、10月の他行の長期固定金利は、現在の水準が0.5%台後半であることを考慮すると、多少上昇する可能性がもっとも高いと考えています。



ソニー銀行、住宅ローン金利

 

沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)

 

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