小川 正毅
オガワ マサキグループ
演奏活動:ミュージカルの例(劇団四季・ライオンキング)
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今日は、演奏活動のうち、ミュージカルについて書いてみようと思います。
ミュージカルと言っても実に色々な形態で演奏する演目があります。
オーケストラピットの中でクラシックのオーケストラに近い編成で
演奏する演目(「エリザベート」など)もありますし
ビックバンドのような管楽器を中心にした編成
(「42ndストリート」など)のこともありますし
室内楽に近い数人で演奏する演目もあります。
残念ながらタイトルを思い出せないのですが、
過去にピアノ、打楽器、ホルンだけで演奏する演目をやったこともあります。
さて、ちょうど今週(27~30日)東京の浜松町にある四季劇場(春)で上演中の
「ライオンキング」に参加しています。
http://www.shiki.gr.jp/applause/lionking/
弦楽器、管楽器、たくさんの打楽器、鍵盤楽器もいて
クラシックのオーケストラとバンドとの中間といった感じの編成です。
もちろん指揮者もいます。
ホルンはオーケストラピットの奥の方に中にいますので、基本的にはお客様から見えません。
ピットの中には段差があって、指揮者を見にくいプレイヤーもいますので、
モニターごしに指揮者を見ている者もいます。
この演目は、なんと10年以上ロングランを続けていて
比較的演奏回数の少ない自分ですら多分300回くらいは吹いていると思います。
これだけ長い期間ロングランを続けている演目は日本国内ではライオンキングだけです。
ロングラン公演なので、全ての役、楽器、多分スタッフの皆さんも
複数の人間が交代で務めています。
当然のことですが何回やっても毎回色々な違いがあり、お客様の反応も違います。
役者さんは、お客様の様子によって適切な間を瞬時に作って演じています。すばらしい。
先日、時々吹きながらセリフをしゃべる「作品番号獣番」という
変わった曲をレコーディングしましたが(この話は次回書きます)
同じ演目に長く携わることができたおかげで、知らず知らずに学んでいたことが多くあり
特に役者さんが実際にどのくらいの声量、テンションで演じているかを
身近に見聞きできていることが、かなり役に立ったように思います。
よろしければ是非一度おいでください。きっと夏休みの良い思い出になることでしょう。
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