辰巳 いちぞう
タツミ イチゾウ強みや差別化はどこから始まる?真似されにくい差別化とは
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「強み」の発揮はどこから始まるのでしょうか。
先日、こんな事がありました。
「辰巳さんはお仕事、何をされてらっしゃるのですか?」
社用車探しで行った神奈川トヨタという自動車ディーラーで聞かれたのです。
しょっちゅうクルマを買うわけではないですが、なぜそんなことを?と
思いました。
「なぜそんなこと?」
とお聞きしたところ、面白い回答が。「お仕事の内容がある程度分かれば、
おすすめ出来る車種がイメージ出来るからです。
社用車だからと行ってバンだけではありませんし、職種によっては
おしゃれなクルマの方がいい場合もありますよね。」
ほほう、面白いことをおっしゃるなと。
思えば、これは当たり前のコミュニケーションで、提案型営業では
相手のことを知るというのは、セオリーではあります。
自動車購入というと、モノは変わらない。だから安いところで・・・
というのが一般的。
しかしこの方は「製品の強み」だけでなく、出会ったときから他と
違うことをしようというこだわりを感じます。
差別化や、強みの発揮が契約前工程から始まっているのです。
これはなかなか真似できません。
カタログになど乗らない差別化ですから。
まとめるとこうです。
□ 差別化・強みは製品やサービスの姿形のみあらず。出会った時から
差別化は始まっている。
□ つまり、差別化や強みの発揮ポイントは最初の工程から
存在するのである。
□ 差別化や強みの発揮ポイントが前工程に来れば来るほど、
表面化しにくい。つまりマネがしづらくカタログに載らない差別化となる。
「自社の強み」を一度見直してみるのはいかがでしょうか。
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