山本 雅暁
ヤマモト マサアキグループ
『新規事業立ち上げは、事実をもとに計画し行いましょう』
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皆様、
おはようございます。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。
本日は、首記の事について述べます。
新規事業は、冷静に調査を行って、『事実』をもとに市場性、事業性などを見極めて行う必要があります。
私は、経営コンサルタントとして起業やベンチャー・中小企業の新規事業立上の支援をしています。
最近、類似した事が複数回おきました。
新規事業立ち上げの相談に関する事でした。
「私、もしくは、当社が持っている技術」は画期的であり、他社に対する差異化が可能なものなので、必ず売れるはずだ。そこで、この新規事業立上を支援して欲しい、といった内容です。
私は、このような依頼を受ける前に、必ず技術の評価をさせて頂きます。
私自身の時間が限られていますので、本当にものになる技術を持っている個人や会社を支援させて頂く事にしています。
私自身は、技術屋ではありませんので、技術に詳しい専門家に目利きをしてもらい、評価して頂きます。
この時、専門家は当該技術と、世の中に存在する類似技術との差を確認すると共に、特許の出願状況なども詳細に確認します。
一人で判断できない場合、大学の先生や他の専門家の協力を得て行います。
今はインターネット上で関連技術情報や他社の状況などを調べる事が出来ますので、ネット上に存在する2次情報で大体の事が調査・確認できます。
上記の調査・検討・確認の一連の行為は、当然のごとく事実ベースで行われます。
この技術評価で差異化可能ものと判断されたものについて、我々は、事業化のお手伝いを行います。
この時に重要なのが、この技術を使って商品化したものが、売れるかどうかです。
この技術を持ちこんだ個人や企業は、例外なく熱心ですので、熱い情熱を持っています。
この情熱が冷静さを失わせることが時々あります。
良い技術や商品を持っていても売れるかどうかは別問題です。
市場のニーズに合わなければ、売れません。
そこで、大事な事は、以下の事を事実ベースで調査し、確認する事です。
・市場があるのかどうか
・顧客はいるのか
・顧客がいる場合、具体的な顧客像は描けるのか
・顧客の数はどれくらいか
・販売個数はどのくらいか
・販売単価はいくらか
・販売金額はどのくらいか、など
新規事業の立ち上げに失敗する多くの要因は、集客が出来ない事です。
顧客の有無や販売ルートの確立などを十分に調査・検討せずに事業化した事が失敗の大きな理由となります。
情熱だけでは事業化は出来ません。
冷静に市場を調査し、事実ベースで検討・確認する事が大事です。
『新規事業立ち上げは、事実をもとに計画し行いましょう』
市場性や事業性の調査・確認を行いたいが、自社では難しいと感じている起業家や企業家がいましたらご相談ください。
よろしくお願いたします。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁
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