対象:住宅設計・構造
初めて質問させて頂きます。
現在隣家でコンクリートブロックの
コの字型よう壁+塀工事行われてます。
隣家・我が家は、斜面に建っており、
我が家が低い側になります。
道路側からだと高さよう壁1.4m+塀2m、
我が家は、0.4mの盛り土をしていますので
よう壁1m+塀2mになります。
我が家側はモルタル0.2m盛って、
その上にブロックが乗っています。
基礎はS40年代に造成された大谷石のよう壁を
地上部分取り除き、そのまま利用されています。
その基礎に縦筋を打ち込んだかは不明です。
また縦筋は一本長いままというのではなく
途中継ぎ足しをしています。
溶接をした気配はありません。
横筋はよう壁部分には入っている様ですが、
塀には入っていません。
控え壁は無く、隣家建物と塀の間に0.2mコンクリートを
敷き詰める様です。
HPで他の方の相談を拝見しましたが、
どうも隣家のよう壁+塀に不安を感じます。
この様な工事でも安全なのでしょうか?
もし問題があるのならば、
どの様な機関へ相談へ行けば良いでしょうか?
全くの素人の説明で分かり難くく
ご迷惑お掛け致しますが、何卒ご教授宜しくお願い致します。
補足
2009/12/27 23:25横山彰人様
早速のご回答ありがとうござます。
ブロックの種類ですが、よく分かりません。
サイズとしては幅39cm×高さ19cm×幅15cmです。
ブロックには「SB TC C」という文字が見えます。
また長さは2辺が訳12.6m、1辺が16.3mです。
我が家側が16.3mです。
隣家は新築で3月に建築計画概要書を入手しました。
建築確認のみが済んでいて塀詳細図はありませんでした。
再度8月に役所へtelで確認したところ、中間検査は済んでいました。
その際には建築計画概要書は入手しませんでした。
また9月にtelで確認したところ隣人が住み始めましたが、
まだ完了検査が終了していませんでした。
役所へ行って建築計画概要書を取り寄せて見ます。
また工務店の方しか存じ上げないのですが、
相談してみます。
大阪さん ( 神奈川県 / 女性 / 38歳 )
回答:2件
横山 彰人
建築家
-
塀工事について
文面拝見しました。 心配されている様子よく分かります。
いまいち状況がよく分かりません。 ブロックは軽量か重量どちらでしょうか。また塀の長さはどのくらいでしょうか。
一般的な事を言えば高さ2mであればしっかりした基礎、そして控えのブロックは必要です。
当然縦筋、横筋 は必要です。
工事をした業者に図面を見せていただくか、知り合いの建築関係の方に相談し対策を考えたらいかがでしょうか。
隣家が新築なら本来なら確認申請に塀の詳細図があるはずなので、役所に行って聞いてみるのも方法です。
早めの対策が必要だと思います。
横山彰人
補足
ブログやHPでも住まいに役立つ情報を定期的に発信しております。
もしよければ、ご参考にしてみてください。
・横山彰人ブログ
・株式会社 横山彰人建築設計事務所
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介
評価・お礼
大阪さん
年内本日で役所も仕事納め。
役所へ行きたくとも仕事があり、
今日行けないことは分かっていたので
藁にもすがる思いで投稿しました。
早々にご回答頂いて少し心穏やかになりました。
本当にありがとうございます。
年明け初日休暇をとりましたので
役所へ相談に行って参ります。
詳細が分かりましたら、また質問したいと思います。
その際はご面倒お掛け致しますが、
ご教授の程宜しくお願い致します。
森岡 篤
建築家
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不適切な擁壁+塀
大阪さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
地面レベル差1mの擁壁、その上に高さ2mの塀を、コンクリートブロックでつくっているわけですね。
コンクリートブロックでも、「型枠コンクリートブロック」といって、内部に鉄筋コンクリートの構造体を作ることができるものがあり、この場合は例外なのですが、一般のコンクリートブロックでは、隣地の擁壁+塀は、不適切と思われます。
塀は、高さ1.2mを超えたら控え壁が必要となるので、2mの高さで控え無しだけとってもアウトです。
コンクリートブロックの擁壁は、原則高さ40cm以下とされていて、1mの擁壁は、コンクリートブロックでは難しいです。
その上に2mの塀があるので、なおさらです。
問題なのは、既存の大谷石擁壁の基礎を使っていることです。
既存基礎が擁壁の基礎として十分な強度・性能を持つかどうかわかりませんし(恐らく不足)、擁壁のタテ筋が基礎にアンカーされて(打ち込まれて)いなければ、意味がありません。
相談先は、強制力を持つ、行政:役所(合同庁舎でしょうか)です。
役所に、違反建築を扱う部署がありますが、この話は構造担当でないと話がわからないので、まず建築課(指導課)の構造担当に話をし、現場を見てもらうよう頼むのが良いと思います。
参考にしていただけたら幸いです。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
評価・お礼
大阪さん
パルティータ建築工房 森岡 篤様
ご回答ありがとうございます。
写真も無く素人の文面で状況ご推察頂けて感激です。
その通りです。
家の者に確認したところ、やはり以前の大谷石基礎へは
打ち込みをしていないとのこと。
家の者が不安を感じ工事行っている方へ確認したらば
打ち込みすると基礎が割れてしまうので行わないとのこと。
どの様な工事をしたかと言うと、
L字の鉄筋をモルタル(高さ20cm)で基礎に固定して、
コンクリートブロックを積みました。
よって全く地下部分で鉄筋は固定されていません。
色々な制限をクリアされず、
非常に不安な工事であることが分かりました。
役所の建築指導センターへ行って相談し、
現場を確認してもらえる様お願いしてきます。
ご教授ありがとうございます。
詳細が分かりましたら、また質問したいと思います。
その際はご面倒お掛け致しますが、
ご教授の程宜しくお願い致します。
(現在のポイント:-pt)
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