設計士さんのリフォーム、一番安い業者はダメ？

文面を拝見しましたが、工務店も一生つきあって行くパートナーとして捉えることは大切です。今景気が冷え込んでいますので、どうにかして仕事をとろうとする業者もありますが、適正価格以下の場合は、その工務店の倒産リスクやリフォーム後の手直し対応に対する制約など、かなり注意が必要でしょう。安く出来たけど、結果的に上記の内容のストレスを抱えてしまうケースもあります。

依頼されている設計士の方は、その辺りを危惧されていると思います。
予算がオーバーしている場合は、信頼できそうなC社でどこまで予算に近づけることができるか?に意識を集中して行くほうが最終的には長い間おつきあい出来る関係性が築けるでしょう。

八納啓造

はじめましてumauma様。

質問の内容からはっきりとした正しい答えは難しいのですが、リフォーム工事は安いから駄目と決定して判断する事でもありません。

一番大事な事はどのような材料を使用をし、適正な工事をしてもらった上で、しかも値段が安かったらそれに越した事はございません。

ただ、これだけ言える事は過去、3000件以上の手抜き工事、欠陥工事を掴まされて、結果的にそのリフォーム工事全体がどれも中途半端で後で手直しもできず、泣き寝入りをしている方からの相談をお受けした、内容から行きますとすべて100%が工事の不備、技術力が未熟な工務店、結果的に現場管理者の不在が理由で欠陥住宅になったという事が大半です。

リフォーム工事の費用は人的経費である人件費が一番大きいところであり、会社の利益を全くない状況でリフォーム工事を受ける企業はまずはいませんので、値段を安く抑えるという事だけ考えている業者は、そういった人的経費をかなり削って、利益を出そうしている会社も多くあり、

そのような会社で工事を依頼をしてしまうと結果的に手抜き工事になって、後で後悔をされる方も事実、数多いです。

適正な工事で適正な価格が一番最良な工事だと言えるのですが、それではどの会社が一番適正で良心的な工事をしてくれるかというのは、専門家である我々でもいざ、工事をさせてみないと細かい部分まではわからないといったところが正直な意見です。

また、建築基準の法令さえ守っていれば、違反をしていなければ、良い工事をできるかといえば、そうではありません。もし、そうであれば、現在、手抜き欠陥住宅で悩んでいる方はいないはずです。

自分の家は自分が守る、人の意見はあくまで参考にする、わからない事は自分でできるだけ、徹底的に調べて、納得してから判断をするという慎重さは必要かと存じます。

今回の質問の内容からC社が良いとか A社が良いかという判断は難しいのですが、

価格で良い悪いは、判断できませんが、
そもそもリフォームはプラン=設計者が棟梁的役割を果たし
完成へ導きます。

新築と違い、新築以上に、様々な、細かい対応を求められるのが
リフォームの特徴です。

それは即座に判断や対応が求められ職方への指図へと変化します。

そうすることにより責任とリスクが伴い
担当者のモチベーションが上がり、期間、費用、仕上がり具合など含め
品質が保たれます。

言い換えますと設計と施工の分社が難しい所があります。
法的な現場監理より、工事の進み具合や品質、進捗など管理する現場管理が重要です。

設計=プランが納得してお気に召されたのであれば、
完成後のアフターや設計の責務として、価格交渉含め
業者選定なさっては如何でしょうか

ご参考になりましたでしょうか
山本武司 拝

umauma様
お世話になります。

確かに設計士様のご指摘なさる事も分かりますが、

・安すぎる項目を指摘しても、うちはそれでできます、の一点張り。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
などは、事実その値段でできる場合は、
そういう回答しかできないということも十分に考えられます。

私の経験上、C社というのは設計士様の紹介ということですから、
以前からC社と付き合いがあり、その技術力も認知しているという理由の他、
施工監理もやりやすいという理由も考えられます。

ざっくりとお話しいたしますと、
A社やB社が施工であると技術力などわからない所もありますので、
設計通りの施工を行えるかまた、
行っているのかを確認する頻度が増えるのを嫌っているのかもしれません。

八納様のおっしゃられるように生涯のパートナーを
探すためには、専門家の意見も大切ですが、
『事前に資料と面会で感じた良さ』を信じる事も大切です。

私どもの意見も大切ですが、信じるための第一歩となる資料や、
可能であれば過去にその業者が施工した施主様と会わせてもらったり、
という事が大切であると考えます。

設計を見ていないのでわかりませんが、
RC躯体には手を入れずに行う施工ということですから、
私の施工経験上、予算的にはまったく問題なく行えるように思います。

私は、建築屋さんでもありますが、
建築屋さんの集合体であるポータルサイト【RefoBid(リフォビッド)】の
運営管理者でもあります。

【適正価格】という言葉をと私も含め安易に使いますが、
現実問題、今の業界に適正価格はないと考えます。

それを少しでも明瞭・明確にするために作ったサイトです。

リフォームオークションという新提案ですから、
施工価格は安くなりますので、安い=手抜きという式を100%と考えると、
弊社ポータルの参加業者様全てが悪い業者になってしまいます^^;

リフォームを含め、建築工事の場合、価格だけでは決められない場合が多いです。

住宅でありますので、後後のアフターメンテナンスは絶対に発生します。
その部分も含めて、お付き合いいただける施工業者というのは、絶対条件です。

今回のケースですと、Ｃ社に、再度価格交渉をするか、
それでも予算的に厳しい場合は、仕様変更または設計変更ということも考えればいいのではないでしょうか？

設計事務所が、無理というＡ社では、後後にトラブルを抱えてしまうことになると思います。
ご参考までに。