付き合って2年になる彼氏が最近、腹痛で会社をよく休むようになったので、病院へ行って診てもらったところ、神経系の腸炎だといわれたそうです。
もともとは風邪さえひかない健康体で、出会った頃の彼は元気一杯といったイメージだったので、そんな雰囲気に惹かれました。
ところが、付き合いだして半年も経たない頃、仕事のプレッシャーから若干、鬱っぽい感じになり、心療内科で診てもらったことがあります。
その時の診断は「鬱ではありません」と言われたのですが、その後、私の両親に「結婚したい」と彼を紹介したところ、お互いの家庭環境の違いから結婚はおろか、付き合うことさえも強く反対され、それ以来、何かと仕事を休むようになりました。
今月は、半月位しか出勤していないようで、結婚したいと思っているだけに、いろいろ考えると不安です。
彼が仕事を休んだ日、どうして休んだか理由を尋ねたりするととても嫌みたいで(当たり前だと思いますが)、私もどうしてあげたら彼にとって一番良いのか分かりません。
仕事自体、行きたいと思う時と行きたくないと思う時があるようです。
結構繊細な心の持ち主だった事に付き合って初めて知りましたが、そんな彼とどう接して行ったらいいか、良いアドバイスをお願い致します。
せちこさん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )
回答:2件
先ずは心身の休養が必要・栄養バランスと体温の点検を
神経性腸炎とは、腸粘膜の器質的な異常がないのに腹痛や下痢などの症状を繰り返す疾患で、精神的なストレスや過労などが引き金となって発症するといわれています。元々若い男性に多発する傾向がありますが、最近は年齢や男女を問わず増加しているようです。
この方の場合、元々は健康体だったにも関わらず、仕事のストレスやご両親との関係性などが誘因となり、うつ傾向と神経性腸炎をわずらっておられるものと考えられます。結婚を意識しているだけに、何とか早く回復してほしいと願うお気持ちはよく分かります。
かなりひどい状況になった場合には、うつ病の場合と同様、仕事も含めてとにかく休ませるというのがセオリーです。結婚ということも過剰に意識している可能性がありますので、しばらくは話題にしない方が良いかもしれません。
仕事を休業させるかどうかは、職場の人事部や主治医、産業医などとの話し合いの結果によっては必要になってきます。休業するかどうかはともかく、当面はのんびりと、焦らずに暮らせる環境を整えてあげることが大切です。
それから体質面での課題ですが、神経性腸炎になる方というのは、栄養バランスの乱れや低体温、睡眠パターンの乱れなどが関係している場合が多々見受けられます。これはうつ病などの精神疾患とも共通した現象です。
チェックポイントとして、食事時間の規則性、野菜・果物・豆類などを充分摂っているか、甘味物や油ものの摂取が多過ぎないか、お風呂はちゃんと入っているか、通常の体温は36度以上あるか、夜は熟睡しているか・・などです。
これらの要素が大きく乱れている場合には、体質の悪化から自律神経の失調を招き、結果としてうつ傾向と神経性腸炎に結びついている可能性があります。先ずはこの点を改善する必要があるかも知れません。
休んでいる期間に試してほしいのが運動です。元々の健康的なイメージと基礎体力を回復する意味でも、ぜひお勧めです。
評価・お礼
せちこさん
ありがとうございました。
何をすれば良いのか整理され、明確になったので非常に助かりました!
彼が実践できるよう私が上手に促していくことは大変だと思いますが、とにかく一緒にやっていきたいと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
長江 信和
心理カウンセラー
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【お相手のすべてを認めること】
現在のお相手は、元気いっぱいのイメージでしたが、内面は非常に繊細な方なのでしょうね。意外な印象を持たれたかもしれません。しかしながら、結婚を希望されているとのこと。付き合い始めの頃は、よくわからなかった側面が、これからも次々と出てくるのでしょうね。せちこさんは、彼氏の強い部分と弱い部分を、認めてあげることはできますでしょうか?お相手も、思い通りにいかないことが続き、苦しんでいらっしゃるのでしょう。「〜だから、好き」「〜であれば、愛せる」という条件付きの愛情は、お相手のプレッシャーになることがあります。
もう一つ気になるのは、ご両親に結婚相手として紹介なさったところ、つきあうことすらも強く反対されたというくだりです。お相手の家庭環境やお人柄については、事前にご両親にお伝えしていなかったのでしょうか?結婚の際、男性の多くは、一生の責任を自覚するといいます。覚悟の上、結婚のご挨拶にあがったにも関わらず、すべてを否定されたとなれば、お相手の立つ瀬がなくなります。どれほど大きなショックだったことでしょうか?
今後のアドバイスとしては、お相手の弱い部分を問題視しないことが重要になるかと思います。ご自分が心配に思うところを質問するよりも、お相手が話したいことに耳を傾けてあげましょう。お相手の状態に引きずられなければ、お相手を支えることができます。苦しいなかでも、半月も出勤できているようですので、これ以上無理はさせずに、これまでの努力を評価してあげることが、回復への早道につながるのではないかと思います。
また、実家のご両親との関係を調整していただくことも非常に重要でしょう。ご結婚はお二人の問題ですし、面識の浅い彼氏にご両親の説得をゆだねるのは、無理のあることかと思います。結婚後のつきあいを考えたうえでも、せちこさんご自身が、お相手のすばらしさを訴えていく必要があるのではないでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
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