対象:エクステリア・外構
回答:1件
深澤 熙之
建築プロデューサー
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ガルバリウ ム鋼板製シディングについて
はじめましてDOSANKO様
深澤煕之と申します。宜しくお願い致します。
色についてブラックですか?色についてはお好みですので、何とも言えないのですが、確かに白と黒というふうに比較をすれば、黒は熱を吸収しやすいのですが、最終的にはお好みで選択をされたほうが良いかと存じます。
ガルバリウム鋼板製のサイディングを施工された場合、長い目でみれば、塗装を何回もする事を考えれば、コストは安くおさまると存じます。
色デザイン的には、塗装はいろんな色がありますが、ガルバリウム鋼板サイディングはバリエーション的に少ないです。
また、ガルバリウム鋼板サイディングは金属サイディングという種類のサイディング材のタイプなのですが、その金属サイディングの種類としてガルバリウム鋼板製とアルミ合金製の2種類があります。アルミ合金製はアルミサイディングと通称言っており、そのアルミサイディングの素材であるアルミ合金も3000番系アルミ合金(アルミ缶のボディ部分)5000番系合金(アルミ缶の缶蓋の部分)があります。
金属サイディング特有の傷がつきやすいという欠点があり、ガルバリウム鋼板製のサイディングは施工時の切断面が赤錆びで錆びるという事とガルバリウム鋼板は鉄という金属が主の素材でその上にアルミ金属と亜鉛の合金をうすくメッキしてあるだけなので、傷がついたり、また焼き付け塗装して、金属面を守っているのですが、その焼き付け塗装してある面はもらい錆びで劣化をして、結果的に赤錆び等で腐食する可能性があるという事を認識された上でご判断をされたらよいかと存じます。
もらい錆び、ガルバリウム鋼板の主の素材は鉄ですので磁気を帯びており、空気中に浮遊している金属の粉等を磁石のように吸いつけ、その金属の粉が腐食して錆びて、せっかく金属面を守っている焼付塗装した塗装面を痛めてしまい、錆びが広がっていきます。それが所謂もらい錆びという現象の一つです。
補足
その点、アルミサイディングは傷がついても腐食しにくいアルミ合金ですので耐用年数がガルバリウム鋼板よりも優れています。
後、ガルバリウム鋼板やアルミサイディングを施工する際は気をつけなければならないのは、既存の外壁に直接施工するのは避けたほうが良いです。(そのほうが安価におさまるのですが、雨洩りやカビ腐食の原因になります)
既存の壁に胴縁下地をして通気をもたせるようにしないといけません。
その胴縁も木と樹脂製と樹脂製にアルミ板入りがあります。ガルバリウム鋼板製を扱う業者はともかく値段を安価に抑えようというところに意識を中心にされる業者さんが多いので木の胴縁を使用するケースが殆どですが、通気を持たせたところの部分にこの下地材がある訳ですので、当然、湿気や外から侵入した雨水にさらされるところですので、木と樹脂と比較した場合、樹脂のほうが腐食しない、樹脂とアルミ板入りと比較した場合、樹脂は裂けやすいという欠点もあるので、アルミ板入りのほうが強度があるという事です。
一番安価に抑える方法は木の胴縁でガルバリウム鋼板製サイディングです。 耐久性を考えるのであれば 樹脂製アルミ板入り、アルミサイディングのほうが優れていますが、ガルバリウム鋼板から見て高価になりますが、20年〜30年先を考えると一番メンテナンス費用のコストが安いのはアルミサイディングであると言えるかと存じます。
金属サイディングをされた場合のメリットは長い目でみると住宅のメンテナンス費用が安くおさまるという事と外壁部分に通気をもたせて、アルミサイディング(この断熱材の効果にもガルバとアルミは同じように見えますがランクがあります。)のような高断熱の効果のある金属サイディングを使用をすれば、住宅の壁の中の結露防止や住宅の断熱効果をアップすることができるメリットがあります。
回答コーナーには文字数に限りあってこれ以上書く事ができません。すいません。
DOSANKOさん
他の外壁
2009/04/20 23:17長持ちして手間が掛からないものはありますか?
なにかオススメがありますか?
DOSANKOさん (北海道/40歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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