猫の「肥満」と「運動不足」の解消方法は？

猫も5歳くらいになると、日がなゴロゴロして暮らす仔達がいます。この仔のとき、猫じゃらしに飛びついてきて、あんなに活発に飛び回っていたのに、今は、猫じゃらしを振ってあげても、ちょっとお相手してくれるのは、まだましな方で、邪魔臭そうな目で、こちらを見上げてくる仔もいます。
下腹に脂肪が着いてくるのはやはり、食べたもののエネルギーが、使うエネルギーを上回っているのは確かです。 なるべくひもじい思いをせずに、痩せさせて上げたいので、カロリーが低く、たくさん食べても、身にならない食餌がいいのです。

減量のプロトコールを掛かり付けの動物病院で作ってもらうといいですよ。ヒルズのr/d缶もカロリーが低い上、食物繊維も多く含まれていますので、他の栄養素の吸収を押さえてくれます。

まずお近くの病院で、どの程度の肥満なのか、理想体重はどのくらいなのか、どのくらいのペースで体重をおとしていけばいいのかを確認してもらうことをお勧めします。

人のダイエットと同じで具体的目標をもつことが大切です。

またその際、現在与えている食事のカロリーがわかるよう外装の袋を持参し、かつ猫に与えている一日の食事量を正確に伝えられるようにしておいてください。

肥満用の食事をあげているということで、種類に関しては気遣われているようですが、それでも肥満になってしまっているのであれば、量を与えすぎているということになります。どのくらい食事を減らせばいいのか具体的に教えてもらうようにしてください。

もし今、置き餌になっているようであれば、決まった時間に決まった量をあげるように変える必要があります。

ある程度の年齢の猫を運動させるのは大変で、また運動によって体重をおとすことも大変です。おもちゃで遊ばない猫ではキャットタワーを置くなどして3次元の運動をさせるといいなどという話もありますが、鍵を握るのはやはり食事のコントロールです。

ぜひ月に1回程度のペースで動物病院に通い、健康状態も確認してもらいながら、獣医師や看護師と協力してダイエットを試みてください。