スキップフロアについて

はじめまして、cham64さん。


やまぐち建築設計室の山口と申します。


すでに回答が寄せられているようですが、

私が思う事を少し書かせていただこうと思います。


まず、はじめにニーズについてですが、

比較的面積の小さな土地であり、建物の面積が確保できない場合等は、

建て主さんが雑誌やホームページを印刷して

持ってこられるケース、

又、私達が提案として、

スキップフロアを計画する事はあります。


ただ、段差が出来るので、

控える建て主さんも・・・。

ニーズが無いということではないと感じています。


スキップフロアを計画される場合は、

面積が小さい土地の場合が多いですね。


つぎに、業者さんですが、

スキップフロアの建物にいい反応をしてくれる業者さんは少ないのが事実です。

｢手間がかかる・・・・。」

「細かな仕事はしたくない。」

工事業者さんの中でも、こんな風に考えているところはあります。

こういった感じの業者さんでは、スキップフロアに限らず、

住まいづくりをお願いする気持ちにはなかなかなれないですよね。



その反面、

「手間のかかる仕事ほどやりがいがある」

「建て主さんの喜ぶ顔がみたい・・・。」

など、「住まいは建て主さんのために・・・・。」

と、努力を惜しまない業者さんも居るのは確かです。


建売、分譲、薄利多売で仕事をしている業者さんには、

残念ながら前者のタイプが多いようです。

しかし、地道に良い仕事をしている業者さんや

それを得意としているハウスメーカーさんや

創意工夫に努力を惜しまない業者さんは、

喜んで相談にのってくれるとは思います。


もちろん設計事務所も。



収納については、

一箇所集中や分散、見せる収納や地下、小屋裏や隙間の利用。

図書室のような空間。

いろんな工夫があるので、

計画される土地、住み方を考えた収納を計画する事が大切だと思います。

工夫して、楽しく、暮らしやすい住まいが計画できるといいですね。

私もスキップフロアーにあこがれています!

ですが・・・スキップが必要かどうかの検討の前に以下のご確認を・・・

スキップフロアーは一般の方でもお分かりのように、構造的には非常に複雑になります。

まず、床が分断されるために床を通じて水平力がつたわらない、

床の段差により局部的に応力が集中する

(特にスキップを構成する柱に応力が集中するので、水平に掛かるせん断力が局部的に

掛かります)、

偏心率の評価が難しい ・・・などなど・・・。

つまり、一般的な壁料計算では、構造的には評価出来無いということになりますので、

それらをクリアするために構造計算をされるか、型式認定とった工法を選ばれるか、

された方が宜しいかと思います。

私が現在採用しております、SE構法は、日本で唯一、スキップフロアーの

大臣認定をとっています。http://www.re-port.net/news.php?ReportNumber=6289

(売り込みでも何もありません。ぜひ、スキップフロアーで検索して知識を増やしてください。)

あと一点だけ・・・

施工業者が嫌がる云々は、気にされない方が・・・

夢をそのような、施工業者や設計者が嫌がるから云々といった理由で

あきらめるのは、もったいない! と・・・私は設計も施工も手掛けているので

そう思います。私だったら、ぜひ、叶えてあげたい!と思いますから・・・。

夢の実現にむけて頑張ってください!

For The Children 〜全ては子供たちの未来のため〜

http://hac.meblog.biz/

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。

ご質問の件ですが、ご自身がこのスタイルをいいと思われた理由はどういった点なのでしょうか?

住宅の一番の基本は、その人にとって住みやすいかどうかが大きなポイントです。
このスタイルが住みやすいというのであれば問題はないでしょう。
しかしながら、階段の段数は同じでもその箇所が増えたり、それにまつわるフロアーができることでかえって住み難い状況を生んでしまうこともあります。

こうした点から、ご家族で多層フロアーの住まいをイメージすることです。
朝起きてから夜寝るまでの想定をして、この家の中でのご自身らの動きをイメージすることではないでしょうか。

また、将来の加齢に伴い、上下移動の多い住まいは本当にいいかどうかも考えておくべきでしょう。

具体的にはいくつかの設計の提案を受けることが必要と思いますので、色々な設計案を受けられることをお勧めします。




以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。

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こんにちは、cham64さん。

スキップはフロアのどこに惹かれているのでしょうか。
場所が緩やかに連続することのよさ、
光の取り込み、など入りいろいろと良いところがあります。

5層というのはどの程度のことか分かりませんが、
まずは、建築家に相談してみたらどうでしょうか。
収納の解決だけでなく、それ以上に豊かな場所が生まれると思います。

cham64さま、始めまして。
カガミ建築計画の各務(カガミ)と申します。

ちょうど昨年末に''5層のスキップフロア住宅''が
完成したばかりです。

こちらのケースでは、土地は60坪の都心の住宅でしたが、
''三世帯9人''の人が住む住宅ということで、
それぞれの''プライバシー''を重視できる住宅を考え、
このような形になりました。

''半地下から地上2.5階までの5層''を、
コンクリートと木の''混構造''で設計いたしました。

全体の規模が、述べ床面積で70坪程の大きな住宅ですが、
施工は地元の工務店3社の相見積りで決めましたが、
どこの工務店もスキップフロア形式だから''イヤだという反応''は
ありませんでした。

費用についても、当初考えていた坪当たりの費用で
おさまりました。
(ただし、コンクリート造の半地下部分は、
当然上部の木造よりも高くなりましたが)

ただ設計としては、普通の住宅より''複雑''になりますし、
''構造計算''や''確認申請''も面倒になります。

ハウスメーカーですと、彼らが普通に使っている設計パターンが
使えないことや、構造計算の面倒さも手伝って、
嫌がっているのではないでしょうか?

嫌がる業者さんを説得するより、
スキップフロアの''実績がある建築家や工務店''を
探されては如何でしょうか?

よい家が建つことを祈っております。

>カガミ建築計画 各務謙司

東京都港区白金台3-12-2-303
Tel/Fax:03-5789-4146
info@kagami-archi.com <

こんにちは。
株式会社ナユタの平原です。

5層のスキップフロアなんて考えただけで楽しい気持ちになってきますね。
スキップフロアはおっしゃられるように収納が多く確保できるというメリットがあります。
さらにレベル差をつけることにより、動線的にもメリハリをつけることが出来ます。
法的な問題をクリア出来ればとても素敵な空間がデザインできると思います。

もし夢のお手伝いできることがあればご連絡いただければと思います。