隣家との日照権の問題について

宇佐美と申します。ご質問にお答えいたします。
先ず規約が現在も有効な場合はやはり規約通りにするべきと思います。事情を説明し近隣の了承が得られれば今のまま立てられると思いますがその可能性は低いと思います。
間に合うのであれば現設計を変更し規約違反にならない形に出来ないか 設計者にご相談してはどうでしょうか。その上で余分な建設費用が生じるのであれば 不動産業者と設計者に費用負担を要求できるはずです。不動産業者が規約の有無を伝えていないのであればその過失があるし、設計者は敷地
の条件を把握せずに設計した過失があると思うからです。
次に規約が現在無効の場合ですが 当然現設計通りに建てられますが合法的であるからといってお隣のクレームを無視するような事はしないほうがよいと思います。30年前の規約に沿ってお隣の家が作られているとすればお隣の主張も理解できると思うからです。
とはいえ出来ることには限度があるので設計変更等でどこまで対応できるか検討し（出来る範囲で）誠意を持ってお隣とお話してみてください。双方が納得できる妥協点を見つけることが問題解決の近道ではないでしょうか。それによって良好な近隣関係を維持していけるとすればBESTな選択かもしれません。但しお隣が非常識な要求をしている場合は話は別ですが・・。
お隣も今後家を建て替えるかもしれません。その時に好き勝手な計画をされないためにもこの話し合いは意味があると思うし、周りのお宅に配慮して家を作ることが良好な住環境を作る為の暗黙のルールなのかもしれません。
工事が無事終わることを願っております。