対象:ペットの医療・健康
もやしやキャベツ、人参など野菜を中心に、鶏肉やミンチをサブで与えていた為、ビタミン欠乏症の症状があらわれ、現在通院中ですが、あまりにも症状が酷い為、私は脳の障害を疑っています。
ビタミン剤の投与は吸収まで4-5日かかると医者に言われていますが、その治療の最中に脳の検査を行うべきでしょうか?
~症状~
手足が冷たい。口が開いたり開かない。後ろ脚が痙攣する。
視力の低下。おもらし、脱糞
呼吸が荒い。ハアハアと小刻みに息する。黒眼がすごく大きい。暴れる。
これらが3~4日続いています。
1日目、口呼吸で舌が紫になりました。
流動食を注射器のようなスポイトで与えていますが、なかなかうまく行きません。
5月10日、ブドウ糖の液体を
病院から貰い与えていますが
あまり飲み込んでくれません。
(たまに飲み込んでくれます)
どんな些細なことでも
いいので教えて下さい。
毎晩、心配で眠れなく看病を続けています。
アヤさん ( 大阪府 / 女性 / 19歳 )
回答:2件
猫の栄養失調
ペット行動コンサルタントSENDAの獣医の千田です。
ご心配です。
猫は基本的には、肉食動物なので、植物系の食事だけでは健康を維持することはできません。60%以上は動物性食品を与えるべきでしょう。また、動物性食品でも、筋肉だけでなく、内臓や、骨、軟骨、なども食事として取る必要があります。
植物性の食品をメインに与えていて、動物性食品、それも筋肉だけでは栄養失調になっているのではないかと思います。栄養失調というのは、痩せるというだけでなく、必要なエネルギーが取れていないということです。その食事であると、神経に必要なビタミンやミネラルの欠乏も起こっているのではないかと思います。そのため、脳障害や神経障害のような症状を起こしているのではないかと思います。
それ以外にも、たんぱく質や脂肪、糖質など、生きていくために必要な栄養が取れていなかったと思います。
今はかかりつけの獣医さんがおっしゃるように、少しでも栄養のあるものを与えて、まだ猫ちゃんに回復する力が残っていることを祈るしかないと思います。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
Re:猫のビタミン欠乏症
現在の年齢やそのような食事をいつ頃から食べているのか、どのような検査をしたのかがわからないため、ビタミン欠乏症なのかどうか判断が難しいです。
現在の状況としては神経症状が強くでているようですが、ビタミンBが不足した場合はふらつきや痙攣、麻痺など神経症状を示すことがあります。
ただし、確定診断は難しく、症状や年齢、経過、治療反応により総合的に判断する必要があります。
神経症状を示す他疾患としては脳疾患(脳腫瘍や脳炎など)、肝臓や腎臓など内臓疾患などがあります。
診断のためには血液検査、尿検査、脳疾患に関してはMRI検査が必要です。
MRI検査は基本的に麻酔が必要な検査ですが、現在の一般状態を考えると難しいと考えられます。
まずは血液検査など負担のかからない検査をしっかりおこない、支持療法(点滴など)や考えられる病気について暫定的に治療を開始し、症状がよくなるか経過観察していく必要があります。
症状の緩和がみられた場合は脳疾患についての精査を状況にあわせて行っていくのが良いと思われます。
(現在のポイント:-pt)
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